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平成30年度東都大学野球１部秋季リーグ戦・立正大１回戦
９月１日（土） 神宮球場
〇東洋大４－３立正大
勝負強さを見せつけた岡崎
貴重な適時二塁打を放った飯塚
「そこまで緊張はしなかった」と語ったのは春季リーグ戦でルーキーらしからぬ活躍を見せた岡崎（営１＝帝京）。初回、立正大の失策が絡み先制に成功。その直後に打席に入る。「カウント的に緩い球が来るかなと思って」と狙い球を絞ると鋭くバットを振り抜く。「あまり引っ張りに入ると良くないから、センターかレフト方向を意識してます」と自ら開幕までの間に取り組んできた通り、打球を中堅方向に弾き返す。
中盤に差しかかるまでに追加点を得たいチームは、二回に再び好機を迎える。２死から竹原（法４＝二松学舎大付）が自慢の脚を存分に発揮するセーフティバントを披露。続いて打席に向かったのは「つなぐ意識を持ってやってる」と語る２番打者の飯塚（営３＝藤代）。「直球を狙ってました」と岡崎と同じく狙い球を絞り、右翼線を破る二塁打を放つと竹原が快足を飛ばして本塁へ生還。待望の追加点を前日に誕生日を迎えた先発・上茶谷（法４＝京都学園）にプレゼントした。適時打を放つも飯塚は「後半に打ててない。それが悔しいですね」と反省点を見つけ、次を見すえる。
１年生の中では唯一スタメンで開幕戦を迎えた岡崎。勝負飯を尋ねると「ご飯はそこまで…」と照れ笑い。それに続けて「プリンが好きですね。あとは午後の紅茶が好きで」と甘党ぶりを見せた。力の源をこの日も入れ、１安打１四球とこの日も下位打線ながらチームの勝利へ貢献した。
長い間、勝ち点を奪えていない立正大との開幕戦。敵将・伊藤裕（立正大）も「今日は失策が絡んでたからね。明日は勝ちたい」と語る。立ちはだかる一番の壁はこの男だ。この壁を打ち破り、チャンスで一本を心がける将来の中軸が明日もチームを勝利へ導く。
■コメント
・岡崎（営１＝帝京）
緊張はそこまでしないで臨めたと思う。チームの雰囲気も良かった。昨季、負けた相手だったのでしっかりと振っていこうという意識で望んでたけど、引っ張りすぎないようにしていた。打球の意識的にはセンターから左。そういう意識がしっかりとできた適時打だった。狙い球としては緩い変化球に絞っていて、狙い通り打てたので良かった。開幕戦で朝早かったけど、比較的早起きは得意な方だから何とかなった。明日勝てば勝ち点なのでチャンスで一本出せるようにやって行きたい。
TEXT＝須之内海、PHOTO＝川口朋珠、齋藤洋
