記事
第43回全国学生相撲個人体重別選手権大会
9月3日(日) 堺市大浜公園相撲場
75㌔未満級
ベスト8
小暮
135㌔未満級
ベスト8
宇佐見
135㌔以上級
準優勝
中嶋
第3位
久保
ベスト8
重松
無差別級
ベスト8
羽出山
準決勝は中嶋㊨と久保の東洋大対決となった
135㌔以上級準優勝の中嶋㊧と第3位の久保
第43回全国学生相撲個人体重別選手権大会が大阪府堺市で開催された。東洋大からは、14人の選手が出場。135kg以上級で、中嶋(法4=愛工大名電)が準優勝、久保(法4=飛龍)が第3位に輝いた。
中嶋は、初戦から危なげない相撲で順当に準決勝まで駒を進める。準決勝の相手は、同じ東洋大で同級生でもある久保だ。日々同じ道場で稽古に励み、互いの特徴を把握している。中嶋は「やりづらかった」と話すも、立ち合いから自身の持ち味である前に出る相撲で、相手を一気に寄り切り、同級生対決を制した。決勝の相手は、中嶋も対戦を意識していた、強敵である元林(近大)だ。「勝ちたい」。その一心の元、土俵に上がる。「立ち合い迷った部分があり、思い切り当たれなかった」と話すよう、立ち合いから元林に押され込まれると、最後は上手投げで勝負あり。惜しくも優勝に一歩届かなかった。
9月9日には中嶋の地元である愛知県で選抜刈谷大会が開催される。中嶋は「成長した姿を見せたい」と語るように、気合いは充分。地元でのタイトル獲得にも期待が高まる。
多くの選手が出場した今大会。インカレ3連覇という目標に向け、一人一人の成長が必要不可欠だ。チーム東洋で、インカレまでの残された期間を突き進む。
■コメント
・久保(法4=飛龍)
(試合を振り返って)今日自分の当たった相手が中嶋とやるまで全員年下で、ちょっと負けれないなっていう感じでした。とりあえず4年生らしく厳しい相撲で行こうと思ってました。(準決勝は中嶋選手との対決でしたが)高校の時自分は静岡で中嶋は愛知で相撲をやっていたこともあり、東海大会とかで何回かやってて、勝ちたかったですけど、しょうがないですね。(意識していた選手は)優勝した元林はやりたかったですけど、その前に中嶋とやって負けてしまいました。(11月のインカレが近づいてきていますが)まだメンバー選ばれるかどうかわからないですけど、今回3位でいいアピールができたんじゃないかと思います。このまま稽古でもどんどんアピールして、メンバーに入って活躍したいです。(インカレの目標は)団体はもちろん3連覇。個人も優勝できるように頑張ります。
・中嶋(法4=愛工大名電)
(全体を振り返って)自分の持ち味はしっかりだせた。ただ、悔やまれるのは最後、決勝で負けてしまったこと。(今日の調子は)特別、悪いわけではなく、それなりに足も出ていたのでよかった。(意識していたカードは)元林(近大)。やっぱ勝ち上がると絶対対戦すると思っていたので、勝ちたかったが、まだ力不足だった。(チームメイトとの対戦について)日頃から練習を一緒にしていて、お互いに相手の特徴をよく分かっているので、やっぱりやりづらかった。(準決勝は)相手の得意な技をやられない事を意識して、後は自分の持ち味である前に出る相撲を心掛けた。(決勝は)少し立ち合い迷った部分があり、思い切り当たれなかった。それが敗因の1つでもあるかなと思う。(次の大会である刈谷に向けて)地元開催ということもあり、気合いが入っている。小、中、高校の恩師であったり、お世話になった人など多くの方が応援してくださるし、もちろん4年生として、大学で成長した姿を見せれるチャンスなので、かなり気合いが入っている。(インカレは)絶対に負けれない。インカレで優勝するために東洋に入学したといっても過言ではないので、必ず勝つ。これからさらに、稽古を励み、大学4年間で1番のピークをインカレに持っていきたい。
TEXT= 森崎睦仁 PHOTO=吉留奈津、永田育美