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2018.09.17
サッカー

[男子サッカー]期待の大型FW荒川 リーグ戦デビューで攻撃に新たな形

第92回関東大学サッカーリーグ戦 1部リーグ(後期)第12節

9月15日(土) 味の素フィールド西が丘

東洋大0-2東国大



リーグ戦初出場を果たした荒川


当たり負けしない体の強さが特徴だ



 関東大学サッカーリーグ戦(以下、リーグ戦)の後期が始まった。試合には負けたものの、3年生のFW荒川(国3=旭川実業)が70分から途中出場。体の強さを生かしたプレーで堂々のリーグ戦デビューを果たした。


 インディペンデンスリーグ(Iリーグ)で出場の機会をつかみ、アピールを続けてきた荒川。前期リーグ戦を終えてからトップチームに関わるようになっていった。「持ち味はゴール前での高さだったり、体の強さ」と自ら語るように185cmの長身を生かしたプレーが強みだ。荒川について浦上(国4=大宮Y)が「パワフルな選手」と評せば、古川監督も「オプションとして増えてくる」とこれまでチームにいなかった大型FWに期待を寄せていた。リーグ戦初出場となったこの試合では、70分から交代でピッチに入る。0-1で負けていた状況での出番に「体を張って流れを変えられるように」と落ち着いて試合に入った。荒川にボールを集めてサイドに展開、という形に持っていきたかったが、なかなか思うようにボールを収めることができなかった。その後チームは追加点を奪われ0-2で敗戦。「思うようなプレーはできなかった」と荒川にとってはほろ苦いデビュー戦となった。


 それでも後期リーグ戦が始まり、新しい攻撃のオプションが増えたことは今後に向けて大きな意味を持つ。テクニックを持つ選手が多い東洋大の中で、その体格を生かし持ち味を発揮することができるか。「狙えるのならスタメンを」と野心に燃える遅咲きのストライカーは、巻き返しを図るチームに新たな風を吹かせる。



■コメント

・荒川(国3=旭川実業)

0-1で負けている状態で試合に入ったけれど、あまり流れが良くなかったので少しでも自分が体を張って流れを変えられるようにと監督にも言われていた。思うようなプレーはあまりできなかった。(トップチームに上がったのは)最初Iリーグから試合に出るようになって、スタメンに定着してそこからトップチームに途中から出られるようにはなってきた。(自身の特徴は)自分の持ち味はゴール前での高さだったり、体の強さにある。(後期リーグどう関わっていきたいか)少しでもトップチームに定着できるように一つ一つこなしていって狙えるのならスタメンを狙って少しでもチームに貢献できるようにしたい。(今節出た課題は)自分が入ってロングボールが増えることは分かっていた。そこでヘディングで競り合いで勝ったり、収めるというのがあまりできなかったので、そこをもっとつきつめてやりたい。(次節に向けて)後期リーグは今日始まったばっかりなので、負けという形で始まったけれどまだ10試合ある。1試合ずつ自分たちの力を出して勝ちたい。



[次戦試合予定]

92回関東大学サッカーリーグ戦1部

13節 9月23日(日)vs専

筑波大学グラウンドにて 14:00キックオフ



TEXT=美浪健五 PHOTO=土橋岳、渡部穂乃花