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第29回関東学生新人陸上競技選手権大会 兼 関東学生リレー競技会
9月14日(金)~16日(日) 相模原ギオンスタジアム
▼3日目
男子200m準決勝
2組(風:+0.9)
DNS 柴崎
男子800m決勝
3位 柴田 1’52”13
7位 坂本 1’54”41
男子400m障害準決勝
2組
7着 杉山 54”30
男子10000mW決勝
2位 成岡 42’39”25
男子走幅跳決勝
(風:+1.9)
5位 相澤 7m38
女子走高跳決勝
2位 小池 1m74 ※大会記録タイ
表彰台で笑顔を見せる小池
序盤から攻める成岡
柴田はラストで粘りを見せ3位でフィニッシュ
関東学生新人陸上選手権大会(以下、関東新人)最終日。10000m競歩の成岡(工2=伊賀白鳳)、走高跳の小池(生1=武南)は自己ベストを更新し準優勝した。800m決勝には柴田(済2=東大和)、坂本(済1=越谷西)が出場し、柴田が意地を見せ3位でフィニッシュ。今後のさらなるレベルアップを誓った。
10000m競歩決勝には成岡が出場。成岡は序盤から攻めの姿勢で先頭集団でレースを進めた。2000mを過ぎ先頭集団が3人、2人と絞られていく中、成岡は2位をキープ。逆転を狙ったが、「きつくて5000mから離されてしまった」と振り返るように、次第に先頭から離されていきそのままレースを終えた。先日の全日本インカレでも“競歩王国”の強さを見せた東洋大。今後チーム内のメンバー争いにも注目が集まる。
800mでは柴田と坂本が決勝に臨んだ。柴田、坂本ともに集団の4、5番手でレースを進めた。600m付近から徐々に集団がばらけ始め、ラスト100mを過ぎたあたりからスパートをかけた柴田が3位でゴールした。坂本はラストで失速し悔しい結果に終わった。柴田はセカンドベストがでたものの悔しさが残り「全カレ標準を切ることが目標」と、今後の意気込みを語る。
大会記録タイと自己ベストの更新を成し遂げた、女子走高跳の小池。先日の日本学生陸上競技対校選手権大会では悔しい結果で終わった小池だったが、今大会は表彰台まで上りつめた。惜しくも無効試技数の少なさで2位となったが、小池の成長に目が離せない。
関東新人最終日は、3人が表彰台に上り幕を閉じた。今大会で実力を試した1、2年生の今後の活躍に期待だ。
■コメント
・成岡(工2=伊賀白鳳)
(レースプランを振り返って)今回は先頭集団についていくという形で考えていた。勝負できるところがあれば勝負しにいくという形だったが5000まで行くのに絞られた。自分と先頭の山梨学院だけだったがきつくて5000から離れてしまった。警告2枚出されてそこから歩ききるということを考えた。タイムよりかは順位を目的にしてレースに臨んだので、最後はペースを落としと歩ききった。(2位という結果とタイムについて)調子も戻ってきてはいるが今回のタイムでは満足できない。歩型の部分でもまだまだ課題が今回のレースを通じて上がったのでそこをしっかりとする。10月のロードレースに出場するのでそれに向けてしっかり練習をやっていく。(今後に向けて)ロードレースに向けてスタミナ作り。東洋大として駅伝に向けて競歩としても長距離に貢献できるようにチーム全体で箱根駅伝や駅伝に向けて戦っていく。それに向けて競歩として結果を出して貢献していきたい。
・柴田(済2=東大和)
今日は山梨学院の瀬戸口くんが一番速くてあの子がたぶんレースの中で動かすと思っていたので、レースの流れに身を委ねる感じで。一応いつでも出られるように結構他の選手が後ろからラスト巻く選手が多い気がしたので、僕はあまりそこに自信がなかったのでできるだけ前でいつでも後ろから来てもすぐに反応できるように、外の方を意識して位置取りをして展開を待っていた。(ラストスパートのタイミングは)最後に出ようと思ったのはラストのコーナーで、一応3番手にいて1番手の子が出ようとしていたので2番手の子がさらにインレーンにいたので、その子が外から行く前に僕が外から出れば2位を狙えるかなと思って、その子が出る前に出ようかなと思っていた。(結果について)最後50mあたり一気に競り負けた後失速してまって、まあ3位以内というのが目標だったのでそこは目標通りだったが、52秒13というのもセカンドベストでうれしいが最後我慢しきれていない、焦りすぎたところがあるが最後までしっかりいければ51秒台のベストももしかしたら出たんじゃないかなと思うので、ちょっと悔しい。(今後に向けて)来週日体(記録会)があるのでそこでベストを、全カレ標準を切ることを目標に頑張りたいと思う。
・小池(生1=武南)
自己ベストを更新したが2位だったので、次は1位を狙って頑張りたいと思う。今日は調子が良かったので優勝を狙っていたが、自己新を出せたので良かったかなと思う。(今後は)次はジュニアユース、全国大会があるので優勝と自己新を狙いたい。
TEXT=両角あずさ PHOTO=小島敦希、長枝萌華、並木星夏