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平成30年度 秋季関東学生卓球リーグ戦
9月14日(金)〜16日(日) 所沢市民体育館
女子2部リーグ
東洋大1-4淑徳大
●奥山 | 2-3 | ◯竹本 |
●趙 | 0-3 | ◯松澤 |
●伊藤・奥山 | 0-3 | ◯田中・池田 |
◯川崎 | 3-2 | ●趙 |
●佐藤・手塚 | 0-3 | ◯松澤・竹本 |
東洋大2-4筑波大
趙 | 3-2 | ◯土本 |
◯佐藤 | 3-0 | ●高東 |
●佐藤・手塚 | 2-3 | ◯望月・土本 |
⚫︎浜田 | 0-3 | ◯望月 |
●伊藤・奥山 | 1-3 | ◯田口・高東 |
●奥山 | 1-3 | まる田口 |
東洋大1-4東富大
●奥山 | 0-3 | ◯滑川 |
◯趙 | 3-0 | ●藤井 |
●手塚・佐藤 | 0-3 | ◯滑川・松岡 |
●須田 | 0-3 | ◯松岡 |
●伊藤・奥山 | 2-3 | ◯小村・畠山 |
東洋大4-2東女体大
◯奥山 | 3-2 | ●斉藤 |
◯趙 | 3-2 | ●佐藤 |
●佐藤・手塚 | 1-3 | ◯井上・佐藤 |
◯川崎 | 3-2 | ●竹鼻 |
●伊藤・奥山 | 1-3 | ◯竹鼻・斉藤 |
◯佐藤 | 3-0 | ●平山 |
東洋大4-1東経大
◯趙 | 3-1 | ●菊池 |
◯佐藤 | 3-2 | ●山口 |
●伊藤・奥山 | 2-3 | ◯石井・菊池 |
◯川崎 | 3-2 | ●嘉瀬 |
◯佐藤・手塚 | 3-2 | ●福田・山口 |
安定した卓球を見せた川崎
趙の勝利はチームを勢い付けた
9月14日から3日間行われた秋季関東学生卓球リーグ戦(以下、秋リーグ)。1日目、2日目は格上相手に苦戦し、連敗。しかし、最終日は東女体大、東経大に連勝し、春季関東学生卓球リーグ戦(以下、春リーグ)の5位から1つ順位を上げ、4位で幕を閉じた。
春リーグを終え、秋リーグでさらに順位を上げるために、夏の間は体力強化を重視して行ってきたというチーム。初戦の相手は淑徳大。春リーグではあと一歩及ばず敗れ、今回はデータをしっかり分析して挑んだ。しかし、勝負所を決め切れず、1−4で敗戦。続く2戦目の筑波大は、春リーグの入れ替え戦で1部から降格してきた格上。厳しい戦いが予想されるも、趙(文1=日本航空)が1年生ながら堂々たるプレーで1セット目を奪い流れを引き寄せると、そのまま2セットを連取。しかし、その後は筑波大に実力を見せつけられ逆転負け。それでも「格上相手だったがチャンスもあった」と五十嵐コーチはチームの成長を感じていた。
2日目は、またしても春リーグで1部から降格してきた格上の東富大相手に歯が立たず、1-4で敗戦。「技術的には相手のほうがあることがわかっていたが、戦術面とかそういったところで対抗しようとしたが力及ばず負けてしまった」と馬場コーチは振り返り、2部のレベルの高さに苦戦。
「最後の2試合がカギになると思う」と五十嵐コーチと話すように、実力が互角と予想される相手との戦いになった最終日。東女大戦では、奥山(文1=秋田商業)、趙(文1=日本航空)の1年生コンビがいきなり2セットを連取し、主導権を握る。その後、2セットを奪われるも、逃げ切り今大会初勝利。東経大との最終戦も、勢いそのままに4-1で勝利。最後の2試合は絶対に勝つということを目標としていたチームは、1、2年生の活躍も見られ、有終の美を飾った。
「みんながやってきたことが報われた瞬間だった。『練習の賜物』という簡単な言葉では済まされない」と五十嵐コーチは試合後選手らを称えた。4年生としてチームをけん引してきた伊藤(文4=武蔵野)は、「絶対勝ってやるという気持ちで臨んだ。試合に出れなかった人の思いも背負って、声を出して盛り上がれるように試合をした」と振り返った。チーム全員の勝利に対する強い思いが結果に結び付いた。
「来年は全国で活躍していた選手たちが新入生として入ってくる。春で1位になって秋は1部で活躍できるようなチームに仕上げたい」と五十嵐コーチはさらなる目標を語った。秋リーグの経験を自信に変え、最終目標である1部昇格に向け躍進していく。
■コメント
・五十嵐コーチ
今日の2試合は春リーグでもライバル視していた大学。(リーグ戦を振り返って)春リーグが終わってからみんなが薄い氷の上を歩いている感じだった。今日の試合を終えてちょっと氷が厚くなった気がする。みんなが落ちずに頑張れた。(4位という結果について)このチームでは最高成績。この6チームしかいないリーグ戦は5位で、ワンランク上げることの難しさはどこの大学も知っている。その中で一つ上げたことは今後の自信につながる。女子に関してはランニングしたりウエイトトレーニングしたり、ちゃんとやることはやってきた。この結果は当然だと思う。(収穫の多い大会だったと思うが)大会前の練習で目に見えて上達した。通常は分からないが、彼女たちの熱意ややる気が変わったのでそれが試合に勝ったことよりもやれば勝てるということが分かったので今後につながると思う。
・伊藤(文4=武蔵野)
(試合を振り返って)ダブルスは強いペアに勝ったことがなく、最後の試合も負けてしまって悔しいが、秋リーグに向けてランニングや分析をこれまで以上にやってきたからこそチームが勝てたのかと思う。(4年生として)絶対勝ってやるという気持ちで臨んだ。試合に出れなかった人の思いも背負って、声を出して盛り上がれるように試合をした。(試合内容について)1セット目から粘って勝つという戦術を使って試合をしたが最後は相手の粘り勝ちだった。
・奥山(文1=秋田商業)
試合を振り返ってリーグ戦あまり勝てていなかったが、最後は勝ちたかった。相手にリードされていたが応援されて気持ちを入れ替えることができ、勝てて良かった。(リーグ戦を終えて)みんなで絶対勝とうと決め、強い相手とも良い流れで試合ができた。このチームで良かったと思った。(フルセットのときの心境)フルセットはあまり強くないが、先輩から「最後は気持ち」というアドバイスをもらい、なにがなんでも入れるという気持ちだった。今回はチームがフルセットになったときも勝っている試合があり強くなったと思った。(ダブルスについて)急遽組んだダブルスだったが、笑顔を意識しながら最後まで戦えた。
TEXT=松本菜光花 PHOTO=金澤瑞季