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平成30年度関東大学ラグビーリーグ戦2部・白鴎大戦
9月16日(日) 朝鮮大グラウンド
〇東洋大 55{19ー5、36ー7}12 白鴎大
東洋大 | スコア | 白鴎大 | ||
前半 | 後半 | 得点 | 前半 | 後半 |
3 | 5 | T | 1 | 1 |
2 | 4 | G | 0 | 1 |
0 | 1 | P | 0 | 0 |
0 | 0 | D | 0 | 0 |
19 | 36 | 計 | 5 | 7 |
55 | 合計 | 12 |
番号 | 選手 | 出身高 | 学年 |
1 | 深澤 翔祐 | 深谷 | 2 |
2 | 舘澤 徹士 | 盛岡工業 | 4 |
3 | 古川 翔 | 長崎北 | 3 |
4 | 葉室 簾 | 静岡聖光 | 4 |
5 | 鴨澤 享佑 | 黒沢尻工業 | 3 |
6 | 土肥 航 | 長崎海星 | 4 |
⑦ | 高野 雅義 | 報徳 | 4 |
8 | 日野 諒太郎 | 佐賀工業 | 3 |
9 | 高橋 太一 | 延岡星雲 | 2 |
10 | 溝口 大希 | 大村工業 | 1 |
11 | 菊池 優介 | 国学院栃木 | 4 |
12 | 畑 綾介 | 目黒学院 | 2 |
13 | 山納 大志 | 川越東 | 3 |
14 | 川上 捷太 | 昌平 | 3 |
15 | 大内 錬 | 佐野日大 | 2 |
Reserve Member | |||
16 | 福富 瑞樹 | 同朋 | 4 |
17 | 矢川 海太 | 日大荏原 | 3 |
18 | 小山内 健 | 昌平 | 4 |
19 | 釜 栄将 | 伊那学園 | 4 |
20 | 吉尾 凌平 | 昌平 | 3 |
21 | 海老原 鏡太 | 茗渓 | 2 |
22 | 杉野 幹太 | 長崎海星 | 2 |
23 | 國分 英昂 | 長崎北 | 2 |
攻撃の核となった菊池
鴨澤は2トライを決めた
ついにラグビーのリーグ戦が開幕。一部昇格を目指す東洋大は、白鴎大を55ー12で破り初戦を白星で飾った。
春季オープン戦を全勝で飾り勢いに乗る東洋大。長く遠ざかった1部昇格へ向け、白鴎大との一戦に臨んだ。
序盤、主導権を握ったのは白鴎大。前半3分、東洋大がペナルティを許すと徐々に詰められ、先制トライを許す。その後も留学生3人を擁する白鴎大に防戦を強いられる東洋大。しかし、粘り強い守りがチャンスを生む。中央から突破を試みる白鴎大とは対照にキックで攻め上がると、前半10分、キックパスに反応した菊池(総4=国学院栃木)がトライ。コンバージョンも成功し逆転すると、前半終了間際には菊池が走りで持ち込み、鴨沢(済3=黒沢尻工業)がトライ。19ー5で前半を折り返す。
「自分たちのやってきたことができるようになった」と高野(文4=報徳)。前半はの緊張からか硬さはあったが、時間が経つにつれて選手たちは本来の動きを取り戻す。白鴎大の強烈なタックルを耐え、相手のラインが崩れた隙をつき瞬く間に点差を広げる。試合終了間際にはダメ押しの三連続トライが勝負を決め、55ー12でノーサイド。力の差を見せつけた。
初戦を白星で飾った東洋大。次戦も強力な留学生を擁する強豪・山学大との一戦だ。1部昇格をかけた山場となる試合であることは間違いないだろう。「相手がどこであれやることは変わらない」と福永監督。悲願の1部昇格へ向け、勝負の秋は始まったばかりだ。
■コメント
・福永監督
初めてだったが、いい緊張感のなかでできた。ひとつひとつの積み重ね、それしかないんじゃないかと思った。(前半から後半への切り替えについては)肉体的な部分で前半は開幕戦の緊張感があったが、後半はそういったものが吹っ切れた感じがした。(山学大戦に向けて)やってきたことだけをやろうと思っている。相手がどこであれやることは変わらない。
・高野主将(文4=報徳)
(今日振り返って)前半は、シーズン最初でみんなかたくなっていてセットプレーもそうだがFW、BKも深さがなくて前半全然流れを持っていけなかった。後半は自分たちのテンポとか自分たちのやってきたことができるようになって、だいぶ上げれて最終的にはこのような結果に終われて良かった。選手たちはみんな冷静だったが、外国人選手が3人いたのでそこをどう止めるかを前半の時にコミュニケーション取りながら考えて、後半では良く止めることができた。(初戦を白星で終えたが)出だし的には良かったかなと思う。次の山学大が1つの山かなとは思っている。(課題点)1つはディフェンス。もう一つは、体力はあるがコミュニケーションが取れてなくて誰がそこに入ってディフェンスするかができてなかったので、もう少し喋るとこを意識したいと思う。(次回の意気込み)山学大には去年勝っているが、去年は去年なので今年も勝って、リーグ戦優勝に向かっていきたいと思う。
・菊池(総4=国学院栃木)
開幕戦ということもあってみんな硬さがあったが、開幕戦という緊張の中で確実に点差をつけて勝てたのはいいことだなと思う。今回の目標は全勝優勝なのでここは絶対勝たなきゃいけない試合だと思っていたが、最初はやっぱりみんな硬さがあって一本取られてしまった。でも後半につれてフィットネスに差が出て圧倒できたのでよかったと思う。(次の試合に向けて)チーム的にはディフェンスラインをもっとそろえて驚異のあるディフェンスを心がけて、個人的には自分のポジションとしてはウィングとしてトライをとることが仕事だと思っているので、チームが苦しい状況、辛い状況にトライがとれるようなランナーでありたいと思う。
TEXT=大谷達也 PHOTO=森美香子、吉留奈津