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平成30年度関東大学アイスホッケーリーグ戦
9月16日(日) 東伏見ダイドードリンコアイスアリーナ
○東洋大11-2東海大
[ゴール(アシスト)]
15:49 出口(奇、猪狩)
19:17 柴田(武部)
19:53 阿部(坂本、古川誠)
23:18 所(渡邉、柴田)
26:12 武部
33:10 坂本(古川誠、阿部)
36:45 阿部(渡邉、出口)
39:08 柴田(出口、渡邉)
45:55 柴田(川口)
49:53 武部(柴田、渡邉)
57:04 柴田(渡邉、武部)
ゴールシーンの半分に絡んだFW柴田
FW阿部も大量得点に貢献
公式戦初出場となったGK岩田
守備を担いながら得点力もあるDF渡邉
関東大学アイスホッケーリーグ戦(以下、リーグ戦)3戦目は、今季から同じグループAに加わった東海大が相手。先制点こそ許したが、その後は自分たちのプレーを取り戻し、終わってみれば11―2と快勝の試合だった。
開始20秒でPP(パワープレー)の場面がおとずれるなど主導権は完全に東洋大。シュートを次々に放って攻めていく。だが1点が遠く、もどかしい時間が続くと13分のSH(ショートハンド)の間に先制点を奪われてしまう。しかし、ここから落ち着きを取り戻していき、15分にFW出口(社4=駒大苫小牧)が待望の1点目を決める。1ピリ終了直前にも2点を加え、流れを途切れさせないまま2ピリ、3ピリへ。
決まらなかった1点が嘘のように後半にゴールを重ねると、同時に無駄なペナルティがなくなっていった。逆に「こっちが(相手の)足を止まらせて自分たちでチャンスをつくっていた」とFW柴田(社4=武修館)が言うように自分たちに優位な形で試合を進めていく。そのFW柴田は味方のパスやPP(パワープレー)の場面を逃さずに4得点を決めて勝利に貢献。また、今季リーグ戦初ゴール含む2得点を挙げたFW阿部(社4=白樺学園)や3試合連続ゴールとなったFW坂本(社4=八戸工第一)らの活躍で東海大を圧倒。3ピリにはGK岩田(社2=武修館)が1失点するものの「緊張しないで、しっかり自分のプレーをすれば結果はでる」というチームメイトに応えて、その後は失点を許さずに公式戦デビューを勝利で飾った。
立ち上がりが悪かったところからしっかりと立て直して勝利したこの試合。鈴木監督も「このような試合展開もあるので、そこをしっかり自分たちのペースに引き戻せたのは良かった」と評価し、収穫のある試合にできた。次からは「ビックゲームが続く」と鈴木監督。2連勝の勢いに乗って、うまく乗り越えていきたいところだ。
◼️コメント
・鈴木監督
最初ペナルティで失点して少しリズムの悪いスタートだったが、あとは落ち着きを取り戻して得点を重ねられたので次につながる試合だったんじゃないかなと。(前半のペナルティは)悪いものではなかったけど、よりそこにフォーカスして次の試合は戦わないといけないと思う。(1点目が入らなかった時間帯は)かなりスコアリングチャンスがあったので。ただこのような試合展開もあるので、そこをしっかり自分たちのペースに引き戻せたのは良かった。(セットメンバーが春と大きく変化)夏にたくさん練習した中で、今の選手の状態も見ながら組んでいます。(途中出場のGK岩田は初出場)アンラッキーな失点だった。その後はしっかり落ち着き取り戻してプレーしてくれたので良かった。(次戦に向けて)次は日体大さんとの試合もあるし、その後は中大戦など今週末はビックゲームが続くのでまずはそこまでいい準備をしていきたい。
・FW柴田(社4=武修館)
先制されても自分たちのホッケースタイルは変えずにしっかりゴールに向かったり走ったりスピードのあるホッケーができて良かったと思う。ずっと課題である反則が多いのでそこは改善していきたい。(後半は逆に相手の反則が増えたように思うが)反則自体ひっかけてる反則が多いのでやっぱり足が止まってるというふうに感じる。後半は逆にこっちが向こうのひっかける反則だったりで足を止まらせて自分たちでチャンスをつくっていたのでそこは良かったと思う。(今日4ゴールを決めて)自分の中でも結構調子が上がっていてゴールに向かう姿勢がああいった得点につながったかなと思う。(3ピリからGK岩田選手が公式戦初出場したが)僕の寮の部屋の後輩なので、3ピリ始まる前に「0点に抑えたら部屋飯連れてくよ」って言ってたんですけどああいうふうな形で入ってしまって残念ですけど、2年生なのでまだまだ試合に出るチャンスはあると思うのでこれから頑張ってほしいと思います。(次戦に向けて)今まで通り走ってチャンスをつくっていけば絶対勝てると思うので次も勝って、初戦は負けたが残りの前半戦を全勝できるように、みんなで頑張りたい。
・DF渡邉(社4=日光明峰)
スタートで決められるところを決められなくて先制されたのを追いかける形だった。後半はしっかり決められたが、もうちょっと精度上げられると思うので、そこを改善したい。(よかったところは)とくにこれといったものはないが、いつも通りやれたのが良かった。(得点の起点となる場面が多かった点について)今試合はたまたま5ポイントしたが、FWがいいところに入っていたりリバウンド決めきってくれたおかげでついたと思う。(ディフェンス面の意識は)ずっとDゾーンは一番手でしっかりやれって強く言われていて、練習からチームみんな強くやる意識が出てきていた。今回はDゾーンはあまりなかったが次週からはビックゲームが続くので、練習からどんどん質を上げたい。(次戦に向けて)1週間あるので、ひとつひとつ練習を大切にして日体大戦に臨んで、その次には中大戦もあるので。1週間個人個人で準備して向かいたい。
・GK岩田(社2=武修館)
(公式戦初出場で)初回すぐに入れられてしまって、緊張感で体がかたくなってしまっていた。緊張した。(古川駿選手からは何と声をかけられたか)練習通りやれば必ずいい結果になるからと。(他の選手からは)緊張しないで、しっかり自分のプレーをすれば結果はでると。(次の試合は)出るかわからないけれど、出たら自分なりのプレーでチームに貢献したい。
TEXT=越塚日南 PHOTO=外狩春佳、金澤瑞季、伊藤なぎさ、川口朋珠