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平成30年度東都準硬式野球秋季リーグ戦１部・東海大１回戦
９月22日（土） 八王子市民球場
○東洋大 ５ー２ 東海大
攻守ともに活躍した井上
仲間からの歓声にガッツポーズで応えた
東海大との１回戦。この日大学入学後初の公式戦スタメン出場となったルーキーの井上（ラ１＝中央中等教育）が攻守ともに躍動した。前日の悪天候でのグラウンド状態の悪さも重なり「不安だった」と話すが、グラウンドではその不安心を一切感じさせない。打撃では、初回から内野安打を放ち出塁すると、２、３打席目にはきっちりと犠打を決めて走者を得点圏へ進めた。七回、１死満塁で迎えた４打席目では「バットを短く持って、どの球も反応できるように待っていた」と追い込まれてからレフト線を破る走者一掃の適時二塁打を放つなど、勝負強さもお披露目。５打席目には1死三塁の場面でバントヒットも成功。初スタメンながらチームを逆転勝利に導く３打数３安打４打点の大活躍を見せた。
一方の守備でも「センターラインの打球をよく捕れていた。あれだけショートが広く動いてくれると投手も楽に打たせられる」と遠藤学生コーチ（営３＝文京）。リリーフの木村（工３＝青森）も「エラーをしない安心できるショート」と、高校時から慣れ親しんだ遊撃手としてルーキーながら早くも絶大な信頼を集めている。
大学入学前から東洋大準硬式野球部へ入部しようと心に決めていた。「大学でも野球は続ける気でいて、色々調べていたら東洋大の準硬が強いというのを知り、ここで野球をやってみたいと思った」と井上。入学して半年が経ったが、早くも準硬式野球部に欠かせない存在となっている。公式戦初スタメンながら溢れんばかりの輝きを放った井上。このルーキーの存在が、強豪ひしめく１部リーグで勝ち抜くカギとなるに違いない。
■コメント
・井上（ラ１＝中央中等教育）
（満塁から打順が回ったが）バッターボックスでは初球から振っていこうと思っていた。連打で自分に回ってきたので、初球からガンガン振っていこうと思って。振っていって追い込まれたので、そこからバットを短く持って、どの球も反応できるように待っていた。スライダーだったが、うまく当てられていいところに飛んでくれたのでよかった。３番ショートで初スタメンで結構不安だったが、自分なりのプレーができたのでよかったかなと思う。高校の時は１番か３番で、高校の時も経験していたのでそこまで焦らずに打てたのかなとも思う。（次戦に向けて）今日は３安打、チャンスで打てたがこれが今日で終わらないように。明日もチャンスがあればランナーを返すバッティングをしっかりして。２タテして、その流れをまたその後の試合でもつなげられるようにしていきたい。
TEXT=永田育美 PHOTO=齋藤胤人
