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2018.10.10
空手道

[空手道]男女ともに全国へ!

第61回関東大学空手道選手権大会

10月8日(月) 日本武道館

 

男子団体組手2回戦敗退

 

女子団体組手3回戦敗退

団体戦2勝を遂げた都築

 慶大相手に善戦した幸保


 第61回関東大学空手道選手権大会が日本武道館で開催され、男女ともに11月に行われる全国大会への切符を手にした。

 

 女子の初戦は神奈川大。「今大会から固定だったメンバーを対戦する相手に合わせて変える方針に変えた」と宮坂(法4=日本航空)が話すように、オーダーに変更があった。先鋒を都築(法2=日本航空)。中堅には石曽根(法3=帝京)。大将を宮坂が務めると、都築、石曽根が活躍して勝利し全国大会出場を決める。次戦の相手は明海大。先鋒の都築が先取したまま勝利しチームを鼓舞するが、続く中堅の眞室(法4=光明相模原)と大将の宮坂が敗れてしまう。全国出場を決めたが悔しい結果となった。

 

 一方男子の初戦は防衛大学。「今回新体制になってから下級生を使うことが多くなった」と成海主将(法4=仙台城南)。団体戦初出場の先鋒・山中(法1=花咲徳栄)が勝利を掴むと続く次鋒も勝利。団体戦勝利に王手をかける。しかし、中堅は善戦むなしく惨敗を喫するが、副将、大将が勝利し全国大会出場を決める。次戦の相手は慶応大。チームは雰囲気よく臨むも、先鋒、次鋒、中堅と続けざまに敗れ2回戦敗退となった。

 

夏の合宿ではOBが参加し、基礎から組み手までをこなした。男女ともに方針を一新して挑んだ今大会は悔しい結果に終ったが、出場機会のなかった選手、下級生の活躍がみられチームの厚い選手層が垣間見えた。今大会の悔しさは11月の全国大会で晴らす。


■コメント

・成海(法4=仙台城南)

個人的な感想だと、自分が病気で入院していて、その病気が治っていない状態でも自分を使うってなった時に、迷惑をかけてしまわないか心配だった。試合は1回しかなかったが、無事に勝てたのでチームの足を引っ張らなくてよかったなと思う。チームとしては、本当は準々決勝、準決勝、今回は3位を目指せるかなと思っていたが、気が抜けていたのか、慶應に負けてしまって。僕が出る場面もなく前3つで終わってしまったので、全日本は自分が前で出れるように。負けても勝っても後悔のないように、出ないで終わるってことだけないように、最後勝っても負けても自分の力を出し切って引退したい。(オーダーについては)今回新体制になってから下級生を使うことが多くなった。1回戦でいうと山中が今回初めて出て、シーソーゲームで勝って、チーム的にもいい流れでこれたのでよかった。でも場慣れしていないせいか、前3つで1、2年生が負けてしまったので次は自分が活躍したい。(11月の全日本へ向けて)1つでも多く勝ちたい。雰囲気はとてもいいので、最後の年にメダルをもらうところまでいきたい。勝負事は最後まで何が起こるかわからないと思っているので、そういった意味でここからどれだけ頑張れるか。みんなをまとめてやっていきたい。

 

・宮坂(法4=日本航空)

 夏の合宿を終えて最初の公式戦で、今大会から固定だったメンバーを対戦する相手に合わせて変える方針に変えた。当日の調子の良い選手を団体戦に出場させることで試合に出れるチャンスがかなり増えた。だから今日の試合に向けてメンバー全員が調子をあげて来ていたので、合宿から今日まで日々団結力は上がったんじゃないかと思う。今まで感じたことないくらいチームはまとまっていると感じる。今年の合宿では特別にOBの先輩たちが参加してくれて基本の練習をし、例年通り組手を集中的におこなった。試合中は、団体戦初出場の選手、オーダーの順番変更とかもあったので、周りからのサポートを行うことでチームとして戦うことを心がけた。一人で戦うのではなくチームとしての役割を明確にして挑もうと話はしていた。(コート上でも笑顔がみられた)楽しんでやればなんだってできるので只々楽しんでやろう。今まで練習をしっかりやってきたので今日は楽しもうと盛り上げた。来月の11月の全日本で引退。今まで勝ち星をなかなかあげることができなかった。みんなをキャプテンとして納得させられるような試合がしたい。最後は10年以上続いた空手人生も終わる。チームのことが大好きなので出場する人、出場出来ない人みんなで最後まで練習して全日本に挑みたい。やはり、勝ちたいので自分らの限界まで勝ち上がれるように頑張りたい。

 

TEXT=仲宗根優介 PHOTO=永田育美