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2018.10.10
硬式野球

[硬式野球]秘訣は青汁!上茶谷が勝利呼ぶ


平成30年度東都大学野球1部秋季リーグ戦・駒大2回戦

10月10日(水) 神宮球場

○東洋大3×-2駒大


2回戦

10

11

駒大

東洋大

1×

3×


(東洋大)

上茶谷、○甲斐野(2勝1敗)-佐藤

二塁打:竹原(二回)、中川(六回)


・打撃成績

打順

守備

名前

(指)

諏訪(総2=浦和学院)

(右)

飯塚(営3=藤代)






(捕)

佐藤(法3=聖光学院)

(二)

中川(法4=PL学園)

(右)

小峰(営3=帝京)


岡崎(営1=帝京)


末包(営4=高松商)

(中)

竹原(法4=二松学舎大付)

(一)

酒巻(営2=成田)

(三)

津田(総3=浦和学院)

(遊)

小川(法2=霞ヶ浦)


小林直(法2=八戸学院星学院)


斎藤(法2=東洋大牛久)



35



・投球内容

名前

球数

四死球

三振

上茶谷(法4=京都学園)

125

甲斐野(営4=東洋大姫路)

37

ボールのキレで相手を圧倒した上茶谷

先制への起点となった諏訪

佐藤は快足を飛ばし本塁を陥れる

   屈辱的なサヨナラ負けから一夜明け、先発のマウンドには上茶谷(法4=京都学園)。六、九回を除く毎回奪三振で駒大打線を黙らせる。マウンドを降りるまでに7つの三振を重ね、チームの勝利をお膳立て。ここまで不調気味だった打線も、効率よく得点を挙げ援護。投打の歯車がガッチリ噛み合うと、最後は斎藤(法2=東洋大牛久)の適時打で前日の仕返しと言わんばかりのサヨナラ勝ちを収めた。


   先頭打者を三振に切ってとると、初回を三者凡退、わずか10球で片付ける。「リズムを作りたかった」上茶谷の狙い通りに、主将中川(法4=PL学園)の適時打で幸先よく先制。こうなると春季リーグの駒大戦で20奪三振を記録した右腕は止められない。七回まで1出塁を喫するのみの圧巻の投球。「球がキレていた」と語る通り、しなやかな腕の振りから放たれる最速149キロの直球と鋭い変化球が光った。

   完封勝利へまっしぐら。誰もがそう思ったであろう九回、2死から3連打と悪送球が絡み2失点。前日の悪夢がよぎる。だが、ここで最後の力を振り絞る。「気合いを入れた」と相手六番打者を中飛に打ち取りマウンドを降りた。

 その後のサヨナラ勝ちをアイシングをしたままベンチで見守った右腕は、「まさか打つとは。奇跡的ですよね」と一言。サヨナラ勝ちのヒーローを褒め称えた。


   この日の好投には秘訣があった。「良薬口に苦しって。だから青汁を飲んでみました」と一言、「そしたらスッキリ」と得意げに話す。久々のチームの勝利に満足げな表情で取材に応じると、上茶谷も興奮を抑えられないチームメイトとともにバスに乗り込んだ。

   3勝目を逃したものの「いつでも行けるようにスタンバイする。絶対優勝したい」と語る鉄腕が、チームを4連覇へと導く。

■コメント

・上茶谷(法4=京都学園)

今季の中でダントツに調子が良かった。球もキレていた。打線のためにリズムを作ることを意識して投げた。ただ、八回2死のところの四球で気持ちが切れた。もったいなかったと思う。九回の駒大は強いから、気合いを入れてマウンドに上がった。1点までは取られていいと思っていたが、2点取られてしまった。ただ、負けなかった。これをポジティブに捉える。九回に課題を残した分、まだ自分は成長できる。(一回戦は梅津が先発したが)自分の調子がとても悪かった。投げたら絶対負けると思っていた。良薬口に苦しということで、青汁を飲んだら調子が上がった。齋藤が打つとは思わなかった。奇跡を起こせとベンチで叫んだが、本当に打つとは。自分が同点に追いつかれたからサヨナラ勝ちできた。これでチームに勢いがつけばいい。今後も負けられない。いつでも行けるように準備する。チームが勝つことしか考えていない。絶対優勝したい。

・竹原(法4=二松学舎大付)

九回ツーアウトまできて3連打を打たれてしまって、自分がサードのランナーに当たるようなボールを投げてしまった。そこは無理しないで、投げてもランナーに当たらないくらいのボールを投げれば良かった。そこは反省点。(久しぶりにヒットが出たが)長かったです。今日のヒット以外のあたりもそんなに悪い感じはしなかった。これから上げていければと思う。(3戦目に向けて)本当に負けられる試合は1試合もない。勝ち点4とってしっかり優勝を目指す。まずは明日の駒澤戦を勝ちきりたい。


TEXT=齋藤洋   PHOTO=須之内海、齋藤洋