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2018.10.10
硬式野球

[硬式野球]頼れる主将中川 チームを引っ張る2打点

平成30年度東都大学野球1部秋季リーグ戦・駒大2回戦

10月10日(水) 神宮球場

◯東洋大3×-2駒大 


主将の一振りがチームを支える


安打を放ち笑顔を見せた



 頼れる主将が帰ってきた。「打点を一番こだわっていたが全然稼げなくて、あまりチームに貢献することができなかった」。そう春季リーグ戦後に話した中川主将(法4=PL学園)。打率を良くするために去年の神宮大会が終わってからバッティングフォームを変えるなど試行錯誤の日々を過ごす。しかし自身の思うような結果が残せない。そんな中で絶対に負けられない駒大2回戦で、4打数2安打2打点と秋季リーグ戦で本来の中川が戻ってきた。


 初回、秋季リーグ戦初スタメンの諏訪(総2=浦和学院)が中前打を放ち、続く打者の犠打などで三塁まで進む。ここで打席に向かうのは4番・中川。ファールなどで粘り、駒大の先発・多崎が放った10球目、スライダーを左前に落とし、先制に成功。初回からチームを勢いづける貴重な一打を放った。


 六回には、佐藤(法3=聖光学院)が自身9打席ぶりの安打を放つ。そして中川が打席に入り、ホームベースの土を払ってからバットを構える。「ストレートがくると思っていて、そうしたら変化したが、体が開かずにうまく対応できた」と、左中間に落ちる適時二塁打を放った。打点にこだわる中川がこの日2打点とチームに貢献する活躍を見せた。


 試合前には「死ぬ気で勝ちにいこう」と仲間に話した主将。まさにすべては声から、だ。この日のベンチでは、一人一人が声を出し、全員が死に物狂いで勝利をつかみにいった。勝ち点のかかった駒大3回戦でも、主砲の一振りに期待だ。


◼️コメント

・中川(法4=PL学園)

負ければ下にまっしぐらで、上は無くなると思った。リーグ戦を左右する大きな大切な試合だったので、何としても勝とうということを試合前みんなに伝えた。本当に死ぬ気でというか、必死に勝ちにいこうという話をしたのでそれがあの結果につながったので良かったと思う。(今日2安打2打点)一打席目に打ったのはカーブ。一打席目も二打席目もスライダー系だと思う。一打席目は体がうまく反応して、二打席目のタイムリーのときはストレートが来ると思って、そしたら変化したんですけど体開かずに対応できた。(八回には申告敬遠のあとに打席に入ったが)春もサヨナラの場面で申告敬遠してきたので、予想通りというか。来るだろうなっていう感じはあったんですけど、何としても後ろにまわそうという気持ちだけだった。(守備は)1点勝負だったので、何としても守ってやろうという気持ちで守っていた。(投手陣の好投を見て)すごく気持ちを込めて一球一球投げていたので、すごく守りやすかったし、こっちもなんとしても守ってやろうという気持ちだった。(勝負飯は)昨日は肉を食べた。肉系は試合前に食べたりします。(3戦目に向けて)もうここまできたら勝つしかない。しっかり一球一球初心にかえって全力で戦っていきたい。


TEXT=川口朋珠 PHOTO=松本菜光花