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第31回関東学生ラクロスリーグ戦・明学大戦
10月14日(日)東洋大朝霞キャンパスグラウンド
東洋大7ー14明学大
松尾は主将として3得点を決めた
目標としていた2得点を決めた緒方
ゴール後選手たちは喜びを分かち合った
明学大戦は時折雨が降る中行われた。リーグ戦で未だ勝ち星無しの東洋大は、下位リーグとの入れ替え戦が決定している。ここで勝利を収め、いい手応えを得たいところであったが、ブロックの中で強豪とされる明学大に7ー14の大差で敗北。入れ替え戦に向け、思うような結果を残すことができなかった。
試合は東洋大のボールから始まった。しかし、開始5分で相手に先制点を取られてしまう。流れを変えるべく、MF緒方(ラ2=朝霞西)が力強いショットを放つと見事ボールはゴールネットを揺らす。1ー1となり、試合を振り出しへと戻すことに成功した。勢いそのままに得点を重ねていきたい東洋大であったが、なかなかボールを奪うことができず立て続けにゴールを許してしまう。1ー4で第1Qを終える。
続く第2Qは、試合の流れを完全に明学大に奪われてしまう。ショットを決めるべくゴール前でパスを展開するも、相手の守備がそれを許さない。明学大の勢いは止まらず、6点を一気に奪われる展開に。1ー10で前半を折り返す。
迎えた第3Q、開始3分で1点を取られてしまったものの、そこから東洋大のギアがついに入り始める。MF上田侑(ラ3=日本大学第二)、MF中野廉(文2=城西大城西)が立て続けにショットに成功。その後、再び1点を追加されてしまうが、AT松尾主将(ラ4=立川国際)が1点を追加し4ー12に。点差を8点差に縮め、第4Qへと突入した。
第4Qでは、第3Qと同様開始3分で1失点を許してしまう。しかし、黙っていない東洋大は再び緒方、松尾がゴールを決めると6ー13に。その後1点を返されるも、ラスト9分で松尾が主将としての意地を見せ得点を奪うことに成功。さらに得点を重ねていきたいところであったが、虚しくも試合終了のホイッスルが鳴り響く。7ー14で明学大に敗れる結果となった。
この結果に今試合2得点を決めた緒方は「切り替えがうまくできていなかった」と振り返る。次の下位リーグとの入れ替え戦は泣いても笑っても2018年度のチームとして戦う最後の試合。2部残留か、3部降格か。決して負けられない戦いに向けて「全力を出すALL OUTなラクロスを見せていければ」と松尾は意気込む。来年度、1部昇格をかけた戦いを2部の舞台で繰り広げるため、選手たちは何としてでも2部残留を勝ち取りにいく。
◼️コメント
・松尾主将(ラ4=立川国際)
(試合を振り返って)勝っても負けても下入れ替え戦という状況の中で、チームの捉え方としては明学大がここのブロックで1位なので、しっかりここで勝利を収めて、次の入れ替え戦に臨めればという形だった。しかし、最初の勢いで相手にやられてしまって、そこからズルズルいってしまったので、入れ替えに向かって少し不甲斐ない結果だったと思う。(後半に立て続けに得点を収める反撃が見られたが)今シーズン、練習試合でも全力を出すという目標がありながら、3Q、4Q、いつもは4Qだったが、後半にならないとギアが入らないという状況だった。その中で、クウォーターとクウォーターとの間にここで切り替えないとダメだぞと。3Q、4Qであの勢いのまま逆転までいければよかったが、そこで逆転までいけなかったというのもそうだし、1Q、2Qでその勢いを出せなかったというのが今回の敗因だと思う。(下入れ替え戦に向けて)今シーズンのチームが不甲斐なくて、下との入れ替え戦にいってしまうが、チームとしてはもう1試合多く試合ができるという風にポジティブに捉えて、今年の2018年チームのいいラクロスであったり、全力を出すALL OUTなラクロスを見せていければなと思う。
・緒方(ラ2=朝霞西)
入れ替え戦の勢いをつけるために今日はどうしても勝たなくてはいけない試合だったが、こういう結果になってしまい切り替えるしかないと思う。逆にまだあと何ヶ月か4年生とラクロスができるので、プラスにとらえて一からまた練習して入れ替え戦で勝って2部残留したい。(自身の調子は)自分の中では2点決めるという目標があったので決められたのは良かったが、ミスもすごく多かった。勝たなくては意味がないのでもっと練習しなくてはいけないと思った。(敗因は)リーグ戦5試合ほとんど最初の方に点差を広げられて負けていて、今日も同じでそこからの切り替えがうまくできていなかった。負けている中で一人一人が勝つという意思がもっと強ければ良かったと思う。(リーグ戦の総括)自分は2年生で出させてもらっているだけでありがたいが3、4年生に引っ張ってもらっている中でミスをしてしまうことが多かった。今は2部残留が1番いい結果なので、2部残留するためにここから練習して頑張りたい。
TEXT=小野由佳莉 PHOTO=岡村珠里