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2022.01.23
ラグビー

[ラグビー] 『スポトウが届ける喜びの声』コメント完全版 第2日目・OBの方々

昨年12月に行われた2021年度関東大学リーグ戦1部2部入替戦で勝利を収め、1993年度以来29年ぶりの1部復帰を果たした東洋大ラグビー部。『スポーツ東洋』93号(2021年12月23日発行)では、試合の詳細をお伝えし、続く94号(2022年1月20日発行)では、選手やOBの方々の喜びの声をお届けした。今回は、その紙面に載せきれなかったコメントを含め、4日間にわけて紹介する。


1部昇格が決まり祝勝会で笑顔を見せるラグビー部

(写真提供:東洋大学体育会ラグビー部)


第2日目は、入替戦が中止となった昨年度の4年生である深澤翔祐さん、高橋太一さん、浅倉来太さん、村井貴さん、そして前回、2018年の入替戦に出場した小山内健さんの5名。1部昇格にあと一歩だった2018年、挑戦権すら得られなかった2020年のシーズンを経験したOBが、当時を振り返るとともに、後輩の活躍を喜んだ。


◆深澤 翔祐 (R2年度卒=リーグワンビジョン1 NTTドコモレッドハリケーンズ大阪)さん

――昨年[2020年]の入替戦中止を振り返っていかがでしたか

とても残念ではあったのですが、コロナ禍の状況でリーグ戦を行うことができて優勝という形で終われたことに感謝しています。


――後輩の1部昇格についていかがですか
自分達が果たせなかった1部昇格を成し遂げてくれて、とてもうれしく誇らしく思っています。


――今の東洋大の強さはどこにありますか
チームが同じ方向を向き、一つとなっていたところが最大の強みだと感じました。


――1部を戦う東洋大に向けてメッセージをお願いします
1部で試合をすることによって、さらなる成長を遂げることを楽しみにしています。



◆高橋 太一(R2年度卒=リーグワンビジョン2三菱重工相模原ダイナボアーズ)さん

――昨年[2020年]の入替戦中止を振り返っていかがでしたか
やはり入替戦がないというのは、受け入れ難いものでした。入替戦で勝つ事だけを目標に1年間チームでコロナを乗り越えて頑張ってきただけに、中止はかなりショックでした。


――後輩の1部昇格についていかがですか
後輩たちは去年[2020年度]の先輩の為にもと、僕たちの想いも背負って今シーズン戦ったという話を聞きました。
その気持ちだけでもすごくうれしいのに、1部昇格まで果たしてくれて、本当にありがとうという気持ちでいっぱいでした。


――今の東洋大の強みはどこにありますか
東洋大の強みはハングリーさだと思います。
試合に出てる選手が一番練習してます。チームの練習の後や時間があれば個人練習をしています。
試合に出てる人が慢心することなく練習する事で、それがチームに良い影響を及ぼしていると思います。


――1部を戦う東洋大に向けてメッセージをお願いします
新しいチャレンジの始まりです。
監督、コーチ、仲間を信じて1試合1試合を常にチャレンジして欲しいと思います。
頑張れ!東洋!!



◆浅倉 来太さん

――昨年[2020年]の入替戦中止を振り返っていかがでしたか
やはり悔しい気持ちでいっぱいでした。しかし悔やんでばかりでは仕方がないので、あとは後輩たちに託そうという気持ちに切り替わりました。

――後輩の1部昇格についていかがですか
後輩たちならやってくれるだろうと信じていました。
素直にかっこいいと思います。

――今の東洋大の強さはどこにありますか
部員全員が自分の役割を理解していることだと思います。試合に出られないメンバーも、本気で勝ちたいという思いを持って、サポートする姿勢が強さに繋がっていると感じます。

――1部を戦う東洋大に向けてメッセージをお願いします
やっとスタートラインに立ったという気持ちで「日本一のチーム」を目指して頑張ってください!!
応援しています!



◆村井 貴さん

――昨年[2020年]の入替戦中止を振り返っていかがでしたか
1部昇格に向けて努力をしてきて、その舞台にすら立てなかったので悔しかったです。
後輩たちが入替戦の舞台で戦っている姿を見て、とても誇らしく思っていた反面、自分たちがその舞台で試合をしたかったと感じました。


――後輩の1部昇格についていかがですか
後輩たちの努力は間近で見ていたので心配はしていませんでした。
戦うことができなかった私たちの代の想いを背負って試合をしているので、プレッシャーはあったと思います。
それでも勝ち抜いた後輩たちをとても誇りに思います。
また、私達の背中を見て育った後輩たちが1部昇格をしたのでとても嬉しいです。

――今の東洋大の強さはどこにありますか
勝ちたいという気持ちの強さが東洋大の強さだと思います。
東洋大の部員の全員が同じ方向を見ていて、その気持ちがフィールド上の選手の力になっています。
現役時代にそれをとても感じていました。

――1部を戦う東洋大に向けてメッセージをお願いします
1部のチームと東洋大に力の差なんてほとんどないと思います。後はどれだけ相手に気持ちが勝っているかです。
いつも同じことしか言わないんですけど、気持ちがあれば出来ない事なんてないです。
気持ちを出して1部での東洋大活躍を期待しています。頑張ってください。



◆小山内 健(R1年度卒 リーグワンビジョン2日野レッドドルフィンズ)さん

――後輩の1部昇格についていかがでしたか
自分たちの代や、特に昨年[2020年度]の4年生たちはリーグ優勝したのにも関わらず、コロナの影響により入替戦が出来なかったので、悲願である1部昇格をとてもうれしく思います。

――今の東洋大の強みはどこにありますか
監督を始め選手やスタッフ、関係者全員の繋がりが今の東洋大の強さだと思います。

――1部を戦う東洋大に向けてメッセージをお願いします
まずは1部昇格おめでとうございます。これからは今までと違い、強豪校との対戦が増えていきますが、仲間を信じて切磋琢磨し合いさらなる成長を期待しています。



※ 新型コロナウイルス感染症への対策により、選手の方々に質問を送らせていただき、コメントを寄せてもらいました。

※ 入替戦は2021年12月に開催されたため、質問とコメントでの「昨年」は2020年(度)、「今年」は2021年(度)、「来年」は2022年(度)となっております。


◇コメント掲載日程◇

第1日目:リーグ戦ベスト15(神田選手、齋藤選手、タニエラ選手)

1月24日:4年生①(葛見選手、大内選手、廣田選手)

1月25日:4年生②(松田主将、北村副将、小熊副将、中島副将)


◇『スポーツ東洋』第94号について◇

『スポーツ東洋』第94号発行のお知らせ