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2022.03.14
硬式野球

[硬式野球] 「勝ちにこだわる」先制されるも執念見せフェデックスに逆転勝利

春季オープン戦

3月13日(日)東洋大グラウンド

〇東洋大4-1フェデックス



フェデックス
東洋大×


岩崎、〇渡邊、野澤、柿本ー後藤聖



3打点と活躍を見せた後藤聖


先発の岩崎は1失点だった


(写真提供:東洋大学硬式野球部)


この日の相手はフェデックス。先発の岩崎(総2=履正社)は先制を許したものの、野手陣がすぐに追いつき相手を逃さない。その後は執念を見せ逆転に成功し、4対1で勝利を飾った。


 岩崎は初回を三者凡退に抑えるが、二回に四球と暴投で得点圏に相手を置いてしまうと、「ピンチで動揺してしまった」と変化球が甘く入り、連打を浴び先制点を許す。


 すぐさま追いつきたい打線は直後、小口(法4=智弁学園)が四球と盗塁で二塁に立つと、後藤聖(法3=京都学園)の左前適時打で試合を振り出しに戻す。「点を取られてすぐ取り返せたのはすごく良かった」と諦めない姿勢を見せた。


 その後、岩崎は打たせて取るピッチングでこれ以上の失点を許さず、六回でマウンドを降りると、渡邊(総4=報徳学園)、野澤(総3=龍谷大平安)、柿本(営2=東洋大姫路)のリリーフ陣が主導権を握り、相手を寄せ付けなかった。


 同点のまま迎えた七回、ようやく1点を追加し逆転に成功。八回には先頭の松本渉(営4=龍谷大平安)が右方向に打球を弾き返し三塁に足を置くと、左向(営4=智弁学園)が四球を選び、チャンスを広げる。この場面で打席に立った後藤聖の鋭い打球が右翼線上を転々としている間に2人が生還し勝負あり。オープン戦4連勝とした。


 オープン戦も折り返しを迎え、8勝2敗とチームは好調だ。「勝つために全員が必死になって1球1イニング1試合を大切に出来ているから、勝てている」と小口主将。後半もぜひ勝利を重ねていきたい。



■コメント

・小口主将(法4=智弁学園)

 (試合を振り返って)今までの試合とは全く違うタイプの投手が投げてきたので結構苦戦しました。そこに早く気づいてチームで決めた事を徹底してやれば、なんでもない投手だったと思います。(先制されながらもすぐに追いつきましたが)今日の試合の流れ的にあんまり良い試合展開ではなかったので、点を取られてすぐ取り返せたのはすごく良かったです。(連勝で雰囲気が良いように見えますが)勝ちにこだわってやっているので、勝てている事はすごく良いと思います。勝つために全員が必死になって1球1イニング1試合を大切にできているので勝てているのだとと思います。雰囲気が良いというか全員が勝ちに貪欲になってる姿勢だと思います。(次戦に向けて)1試合を大事にしていきたいです。


・岩崎(総2=履正社)

(今日の目標は)チームの連勝を止めないこと。(自分の投球を振り返って)ベストのパフォーマンスではなかったですが、最小失点に抑えれて良かったです。(二回に1点取られましたが)ピンチになると理想のピッチングが出来なくなってしまったので、コントロールがバラバラの中、1点で抑えられて良かったです。(四球に加え連打を浴びたときの心情は)四球を与えて動揺してボールが甘く入ってしまって、連打を浴びてしまいました。(課題は)ピンチの時に連打を浴びてしまったので、マウンドでの切り替えが大切だと思います。


・後藤聖(法3=京都学園)

(試合を振り返って)終盤まで点が取れずに苦しい試合でしたが、集中を切らさずに投手も野手も守備で粘れたことが今日の試合の良かったところだと思います。(八回、三塁打を放った時の心情は)ランナーが松本さんと左向さんの2人だったので、当てて転がせば良いと思って振ったのがたまたま良いところに飛んで行ったので、感触は特に良くはなかったです。(次戦に向けて)ここまでの試合ではピッチャーを中心に守備で粘って勝てているので、次戦もこの流れで勝てるようにキャッチャーとして引っ張っていきたいと思います。



※学年は新年度のものです。


TEXT=宮谷美涼