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2019.05.09
硬式野球
[硬式野球]山田試合を振り出しに戻す第3号!次戦の一撃に期待大
東都大学野球春季1部リーグ戦・立正大1回戦
5月9日(木)神宮球場
東洋大2-3立正大(延長11回)
第3号を放った山田
背番号8が明日もアーチを架ける
山田(総4=桐生第一)が5球目を捉えた瞬間、スタンドが静まり返った。松本(営1=龍谷大平安)がショートへ叩きつけた当たりで一塁へ全力疾走。間一髪のタイミングだったが、塁審の腕が大きく開かれた。その後、一死で山田が打席に入る。「打たれた時は外野を抜けるだけかと。パンチ力凄いっすね」と話すのは立正大の正捕手・立松由。敵も白旗をあげる一撃はまさに圧巻。弾丸ライナーの打球は右翼席に突き刺さる第3号2ランに。この一発で試合を振り出しに戻すとともに、ホームランランキング争いをする小峰(営4=帝京)との差を広げ単独1位となった。
打の東洋が誇る強打者がつけてきた背番号8。この男にも特別な思いがある。「自分は打者としても投手としても両方、出世番号をつけてる。28(投手出世番号)で活躍できなかった分、活躍したいという気持ちはデカい」。この気持ちの大きさが今の山田の活躍に直結している。
2戦連続の空砲に終わったが、すぐに明日は訪れる。「打線が奮起しなければ」。一撃必殺が次戦も飛び出るか、この男の打棒に注目したい。
TEXT=須之内海 PHOTO=谷口遥菜、須之内海