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2019.05.26
硬式野球

[硬式野球]「奪還」を果たした男たち スポトウ的選手名鑑3番(右)山田知輝

 新チーム発足後のオープン戦では大敗からスタート。「今年は弱い」「4年生が抜けた穴がでかい」「2部もあるんじゃないか」そう言われ続け迎えたリーグ戦では勝ち点5を勝ち取り、見事優勝を奪還した。全日本大学野球選手権大会(以下、全日本)で熱い戦いを見せる戦士をスポトウ独自の選手名鑑で紹介する。第3日目は5本塁打で令和初の本塁打王に輝いた山田知輝外野手(総4=桐生第一)。

 キャリアハイの成績を残した山田

今季成績:47打席41打数10安打5HR9打点 打率.244


獲得タイトル:本塁打王・ベストナイン(満票)

■タイトル受賞コメント

「素直にうれしい気持ちでいっぱいです。一戦必勝の気持ちで戦ったことがこの結果につながったと思います。リーグ戦が始まった時はベストナインを取れると思ってなかったんですけど、立正大戦が終わったあたりから少しだけ意識してた。(今後の目標は)まずは目前に迫っている全日本選手権で去年の借りをしっかり返せるよう一戦必勝でやっていきたいと思います」


 東洋大学での栄光の番号、28と8の両方を付けた数少ない男がようやく本領を発揮した。オープン戦から4HRを放ち、準備万端。「オープン戦のホームラン自体初めて。神宮でまずは1本」。そんな目標は開幕カードで達成される。中大1回戦で山田が放った当たりは弾丸ライナーで右翼席中段に一直線。ここから怪物・山田知輝の快進撃が始まる。国学大戦こそ、怪我の影響でベンチ入りメンバーを退くも、10試合で5本の本塁打を放つ。「できすぎですね」と自身も驚きながらシーズンを振り返る。全日本でもこの男の打棒が火を噴くか。全国の猛者を慄かせる瞬間はすぐそこだ。


~記者のメモ:美しいバット投げ〜

画角に収まらない豪快なバット投げ

 山田選手の魅力である長打力。今回、オススメするのはそんな魅力が発揮された時に見られるバット投げです。山田選手はホームランを放った時に現役選手の中で一番豪快にかつきれいにバットを手放します!この近年まれに見るほどのきれいさは必見です!


◇選手名鑑一覧◇

「まだまだ慣れない」発展途上の切込隊長 1番(中)松本渉

「全てはチームのために」強打の副将2番(左)小峰聡志

5月27日:4番(捕)佐藤都志也

「好球必打」勝負強さを魅せつける男 5番(指)山崎基輝

5月29日:6番(遊)小川翔平

5月30日:7番(一)諏訪賢吉

5月31日:8番(二)津田翔希

6月1日:9番(三)木村翔大

6月2日:投手:村上頌樹

TEXT=須之内海 PHOTO=谷口遥菜、須之内海