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新チーム発足後のオープン戦では大敗からスタート。「今年は弱い」「4年生が抜けた穴がでかい」「2部もあるんじゃないか」そう言われ続け迎えたリーグ戦では勝ち点5を勝ち取り、見事優勝を奪還した。全日本大学野球選手権大会で熱い戦いを見せる戦士をスポトウ独自の選手名鑑で紹介する。第2日目は副将としてチームを引っ張り、2本塁打をマークした小峰聡志(営4=帝京)外野手。
今季成績:56打席 46打数 10安打 2HR 4打点 打率.217
リーグ戦序盤は6番や7番を打ち、快打を量産。パワフルなスイングで敵を打ち砕いた。特に、「完璧です」と振り返った国学大4回戦での本塁打は記憶に新しい。「早いカウントから振るのが大事」と力強く振り抜き、神宮の空に美しい放物線を描いた。小峰の信条は「チームを勢い付ける打撃をする」。その言葉通りの活躍で、チームは国学大を破り、完全優勝へ突き進んでいった。
杉本監督は「本当は3番を打てる実力がある。チャンスが回ってくるから下位打線を打たせているけどね」と評す。しかし、リーグ戦終盤に調子を落とし、打順は2番に。4犠打をマークし、堅実さを見せたが、持ち味はやはり力強い打撃。調子のバロメーターは「右方向に強く打てるか」だ。広角に強い打球が飛ぶようになると"万能打者"小峰は止められない。「打の東洋」の一員として、全日本の舞台で大暴れを見せるのか。背番号26の打棒から目が離せない。
〜記者のメモ:謎のポーズ〜
副将として「全力疾走が大事」と語るなど、真面目な小峰選手。ですが、お茶目な一面も!攻撃で活躍した次の守備前、スタンドの部員たちの声援に個性的なポーズで応えるのです。このポーズは、昨年、上茶谷(横浜DeNA)投手もベンチで真似をするなど、選手間では定番のよう。ただ、本人に由来を聞くと「内緒です」とニヤリ。いつか真相を確かめたいものです!小峰選手の活躍時は、独特のパフォーマンスに注目!
◇選手名鑑一覧◇
5月26日:3番(右)山田知輝
5月27日:4番(捕)佐藤都志也
5月29日:6番(遊)小川翔平
5月30日:7番(一)諏訪賢吉
5月31日:8番(二)津田翔希
6月1日:9番(三)木村翔大
6月2日:投手:村上頌樹
TEXT=齋藤洋 PHOTO=川口朋珠、谷口遥菜