記事
活動停止という異例の夏を乗り越え、１部昇格という目標を失いながらも臨んだ秋季リーグ戦。万全の態勢ではない中、全勝を目標に掲げた東洋ナインだったが２部３位と悔しさを味わうこととなった。彼らは地固めといえる今季をどう捉え、１部昇格を目指す来季に向けて何を得たのだろうか。13日間にわたって彼らの思いをお伝えする。
（写真提供：東都ベースボールWeb）
第５日目は安定した投球で春からの成長を見せた細野晴希（総２＝東亜学園）投手。秋季リーグ戦では先発のみならず中継ぎも務めた左腕が今季を振り返るとともに来季へのリベンジを誓った。（取材日・11月21日、聞き手＝ぺリッジ 琴マーガレット）
ーー秋季リーグを振り返っていかがですか
チームとして優勝はできなかったけど、個人としてはゼロで抑えられていたのでよかったと思います。
ーー今季の目標は何でしたか
「全勝」でした。
ーー春と比べて自身のピッチングは変わりましたか
フォアボールが減りました。理由としては、実戦練習が増えたおかげで怖がらずにストライクを狙えるようになったからだと思います。
ーー春よりも打たせて取ることが増えた印象でしたが
春はカウント２ー２とかから三振を狙いにいってフォアボールになることがあったから、それを無くそうと思った結果が三振を取らないことにつながりました。
ーー秋季リーグでの収穫を教えてください
春にあまり勝てなかった時と比べて勝ちパターンが見つけられたと思います。
ーー課題や改善点は見つかりましたか
全体的に球が弱かったのでもう少し球速を上げることと、結構引っ張られてヒットにされてたので、そういうのを無くしていきたいです。
ーー具体的な球速の目標はありますか
羽田野（法３＝汎愛）さんが150㌔出したので、僕はとりあえず157㌔で（笑）。
ーー秋季リーグ戦で一番印象に残った試合を教えてください
国士大２回戦です。上尾市民球場が土のグラウンドだったのでなんか懐かしいな〜って。
ーー１部リーグとの違いは何か感じましたか
結構ありました。やっぱり１部の方がレベルは高いと思います。いいバッターは各チームに何人かいるけど、自分にとっては投げやすいというか。1部と比べてバッターを抑えやすかったです。
ーー今季は入替戦がなく、１部昇格を目指せなかった上で考えていたことはありますか
試合をすればするほど自分の為になるし、実際に投げてみないと分からないこともあるから、そこまでマイナスには考えていなかったです。
ーー冬に取り組みたいことはありますか
トレーニングです。ウエイトとか、メディシンボールを投げたり、身体操作系もしたいです。
ーー４年生が引退しましたが、お世話になった先輩はいますか
大宮（法４＝鳥取城北）さんは同じピッチャーだったからたくさん面倒見てもらったし、試合中に声をかけてもらったりもしました。試合で僕が作ったピンチも大宮さんがいつも抑えてくれてたので、やっぱり４年生はさすがだなあと思っていました。尊敬してました。かっこよかったです。
ーー４年生へのメッセージをお願いします
先輩たちの分まですぐ１部に上がれるように頑張ります。
ーー柿本（営１＝東洋大姫路）投手と一條（総１＝常総学院）投手、今季リーグ戦デビューした１年生投手の印象を教えてください
２人ともいいボールを投げるいいピッチャーです。ただ、今季は点を取られてしまっていた印象があるので、これからはもっと工夫して投げてみたら絶対にいい結果が出せるようになると思います。
ーー来季の目標を教えてください
とにかく１部に上がらないといけないので、全て勝ちたい。僕が全部投げるくらいの気持ちでいきたいです。
ーー来シーズン注目の選手は
羽田野さん一択です（笑）。
ーー最後に野球部を応援してくださる方々にメッセージをお願いします
絶対に１部に上がれるように頑張ります。応援よろしくお願いします。
◇プロフィール◇
細野晴希（ほその・はるき）
生年月日／2002・２・26
身長・体重／180㌢・81㌔
最近ハマっているもの／ゲーム （特にスマブラ）
※感染症拡大予防のため、オンラインでの取材をもとに作成しています。
◇連続インタビュー一覧◇
12月13日：後藤聖基捕手
12月14日：渡邊友哉投手
12月15日：松本渉外野手
12月16日：矢吹栄希外野手
12月17日：羽田野温生投手
12月18日：小口仁太郎内野手
12月19日：木村翔大内野手
12月20日：佐々木俊輔外野手
