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2022.01.25
ラグビー

[ラグビー] 『スポトウが届ける喜びの声』コメント完全版 第4日目・4年生②

昨年12月に行われた2021年度関東大学リーグ戦1部2部入替戦で勝利を収め、1993年度以来29年ぶりの1部復帰を果たした東洋大ラグビー部。『スポーツ東洋』93号(2021年12月23日発行)では、試合の詳細をお伝えし、続く94号(2022年1月20日発行)では、選手やOBの方々の喜びの声をお届けした。今回は、その紙面に載せきれなかったコメントを含め、4日間にわけて紹介する。


1部昇格が決まり祝勝会で笑顔を見せるラグビー部

(写真提供:東洋大学体育会ラグビー部)


第4日目は、前日と同じくラストイヤーの4年生から、主将や副主将を務めた松田新之介(総4=日向)、北村聖(済4=國學院栃木)、小熊甲斐(ラ4=佐野日大)、中島羅王(済4=大村工)の4選手。チームだけでなく、昨年度、これまでの先輩方の思いも背負って、1部昇格へと導いた選手が、「感謝」の言葉を口にした。


◆松田 新之介(総4=日向)主将

――1部昇格の感想を教えてください
本当に嬉しかったです。ベンチのチームメイト、応援してくれた方々の前に立ち挨拶をした際、1部に昇格したんだと実感が湧いてきました。


――1部昇格の要因は何ですか

必ず1部に昇格するという固い決意と、周りの人たちへの感謝の気持ちが1部昇格につながったと思います。


――主将としての1年はいかがでしたか

4年間の中で最も密度の高い一年になりました。楽しいことだけでなく辛いことも多くありましたが、このチームで主将ができて本当に良かったと思っています。


――主将に就任した経緯を教えてください

福永監督はじめスタッフ陣から推薦して頂き、主将に就任しました


――主将として意識したことはありましたか

常にみんなのお手本となる行動を心がけていました。組織の上に立つ人間として、ふさわしい行動を意識していました。


――主将として大変だったことは何ですか

人を注意するということが大変でした。私は、主将を務めるまで注意されて良く思わないことが多かったです。しかし、主将という立場になり人に注意をする際のエネルギーがとても大きいことに気づき、今まで注意してくださっていた人達に感謝の気持ちが芽生えました。


――その他、主将としてのエピソードなどを教えてください

元々人の前で発言するのが苦手でしたが、主将としてみんなの前で発言をすることが増え、喋る能力が身に付きました。


――ベスト15に選出された感想を教えてください

ベスト15に選出していただき、とても光栄に思いました。4年間やってきたスクラムが評価されてうれしかったです。

――後輩への思いはありますか

1部で活躍できる後輩たちなので、期待しています。ラグビーができることに感謝をして、楽しんでプレーしてほしいです。


――来年[2022年]のチームや1部のここに注目といったポイントはあります

魂のこもった鋭いタックルに注目してほしいです



◆北村 聖(済4=國學院栃木)副将

――1部昇格の感想を教えてください

この日のために1年間準備してきたので、とてもうれしかったです


――1部昇格の要因は何ですか

メンバーやメンバー外、関係なくワンチームで戦ったところです。

――ラストイヤーはいかがでしたか

コロナ禍で色々と制限された年でしたが、自粛していた分チームの団結力が深まった一年だと思います。1部昇格という目標を達成できたので良い年でした。


――後輩への思いはありますか

先輩後輩関係なく仲の良いチームなので、切磋琢磨して頑張ってください!活躍を楽しみにしています。


――来年[2022年]のチームや1部のここに注目といったポイントはあります
来年のチームはリーダーシップのある人が多いので、まとまりのあるいいチームになると思います。



◆小熊 甲斐(ラ4=佐野日大)副将

――1部昇格の感想を教えてください
お世話になった人達にやっと恩返しが出来ました。また去年[2020年度]の先輩の分まで1部に行けてうれしく思います。


――1部昇格の要因は何ですか

日常生活を大事したからだと思います。掃除や挨拶、発言に意識を向けました。そうする事でラグビーでも小さい事に気がつける人間になり、勝てる人間になれたと思います。


――ラストイヤーはいかがでしたか

最後の一年は去年[2020年度]の先輩たちの分まで頑張るという気持ちでやってきました。4年目が人間的に一番成長する事が出来たと思います。


――後輩への思いはありますか

頼もしい後輩たちばかりなので来年が楽しみです。一部でも人間性を武器に勝ち上がっていって欲しいと思います。

――来年[2022年]のチームや1部のここに注目といったポイントはあります
来年の1部でも東洋大学に注目して欲しいです。1部でも勝っていけると実力は十分にあるので、後輩たちは全国大学選手権に出場するのでぜひ注目してください。



◆中島 羅王 (済4=大村工) 副将

――1部昇格の感想を教えてください

入学前に立てた目標だったので、素直にうれしいです。


――1部昇格の要因は何ですか

メンバーの活躍はもちろんですが、それ以上に80分間枯らすまで声を出し続けてくれたメンバー外の応援が一番の要因です。


――ラストイヤーはいかがでしたか

不安な顔を見せないようにどんな時も笑顔でいる事を心がけていました。プレーも感覚でやってきたのを考えてやる様になりました。プレー1つ1つをノートに書いて言語化し後輩の子たちに伝えることを1年通してやってきました。伝えるだけじゃなく、自分も学ぶことが多かったので、一緒にレベルアップした感覚で、とても充実した1年を過ごせました。


――後輩への思いはありますか

この1年間バイスキャプテンとして、上手くまとめることや、みんなの前で言った背中で見せると言っていた事が出来なかったので申し訳なさで一杯です。それでも、後輩の子たちが慕ってくれて応援してくれたのは唯一の救いでした。マネージャーも含めみんな可愛い後輩で自分の宝です。感謝しかないです。


――来年[2022年]のチームや1部のここに注目といったポイントはあります

来年のチームは今年[2021年]とメンバーの交代があまりなく、留学生も加わるので今年以上に完成されたチームになると思います。フィジカルでも引けをとらない、テクニックもある、なにより品のあるチームだと思います。



※ 新型コロナウイルス感染症への対策により、選手の方々に質問を送らせていただき、コメントを寄せてもらいました。

※ 入替戦は2021年12月に開催されたため、質問とコメントでの「昨年」は2020年(度)、「今年」は2021年(度)、「来年」は2022年(度)となっております。


◇コメント掲載日程◇

第1日目:リーグ戦ベスト15(神田選手、齋藤選手、タニエラ選手)

第2日目:OBの方々(深澤さん、高橋さん、浅倉さん、村井さん、小山内さん)

第3日目:4年生①(葛見選手、大内選手、廣田選手)


◇『スポーツ東洋』第94号について◇

『スポーツ東洋』第94号発行のお知らせ