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2022.03.20
硬式野球

[硬式野球] 先制許すも打線つながり流経大に勝利

春季オープン戦

3月19日(土)東洋大グラウンド

〇東洋大5-1流経大


流経大
東洋大×


〇岩崎、野澤、一條、柿本ー後藤聖、斎藤


適時三塁打を放った左向


岩崎は先制点を奪われ悔しい表情を見せた


水谷もこの日2安打と活躍を見せた


(写真提供:東洋大学硬式野球部)


この日の対戦相手は流経大。先発の岩崎(総2=履正社)は1点を奪われたが、仲間の大きな援護に救われ勝利を手にした。


 岩崎は先頭打者を3球三振に仕留め、いいスタートを切ったものの二回、四球を与えたことをきっかけに投球のリズムが崩れ、二塁打を放たれ先制を許す。その後も力みが影響し、ボール先行のピッチングは続いたが、なんとか相手の攻撃をせき止め、6回1失点に抑えた。


 打者陣は早速、反撃の狼煙を上げる。大髙(営3=常総学院)が選球眼を駆使して四球を選ぶと、加藤響(総2=東海大相模)が右中間へ運び、流れを呼び込むと左向(営4=智弁学園)が打席へ。「ランナーを返したい」との思いで放った打球は、左中間へと転がる適時三塁打となり2人が生還。その後も勢いは止まらず、次の松本憲(営2=成田)がたたきつけたボールがマウンド上で跳ね上がる間に、左向が本塁へ突入。この回一挙3得点とした。


 相手をさらに突き放したい一同は四回、走者一、二塁で松本渉(営4=龍谷大平安)が9球粘り四球とし、2死満塁とする。そして前回最終打席で凡退となった水谷(営2=龍谷大平安)が技ありの中前適時打を放ち、さらに2点を追加。


 援護をもらったリリーフ陣も粘りの投球を展開し、相手を寄せ付けないまま5対1で2試合ぶりに勝利を飾った。


 この日は打者陣が全力で一塁まで駆け抜け、併殺を避ける場面も見られた。「積極性」と「1点を確実に取る」。これらを強く意識してさらなる戦いに挑む。




■コメント

・小口主将(法4=智弁学園)

(序盤かなり打線がつながりましたね)積極的にいった結果だと思います。どう攻略するかを全員ではやく確認する事ができたんでつながったと思います。(小口選手自身、試合を楽しんでいるように見えました)いつも楽しいですけど、今日はいつもより表情に出てたと思います。あまり緊迫する場面もなかったので、その緊迫する場面を楽しめたらいいなと思います。(打者陣はかなり粘る印象を持ちました)今日のピッチャーは、変化球もストレートも遅くて逆方向意識でいってたので、ストレートのファールが増えて粘る形になってたと思います。(課題は)1点を確実にとること。(相手に)無駄な塁を進めさせないこと。無駄なフォアボールをなくすことです。(次戦に向けて)連勝します。


・岩崎(総2=履正社)

(今日の調子は)あまり良くなかったです。(試合を振り返って)四球を出してリズムの悪いピッチングになりました。(ボール先行の投球となりましたが)試合前にストライク先行でいこうとしても、マウンドに上がると力んでしまいボール先行になってしまいました。(課題は)ランナーを出してからのピッチングが力んでしまっていたので、ランナーがいない時のように投げれるようにしていきたいです。(次戦に向けて)今回は内容が悪かったので内容のいいピッチングをしたいです。


・左向(営4=智弁学園)

(チャンスでの心境)ランナー返したいなと思ってました。(三塁打の感触は)良かったです。(打席で意識してることは)塁に出ることです。(次戦に向けて)次も頑張ります。


※学年は新年度のものです。


TEXT=宮谷美涼