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先日、東洋大では史上初となるJリーグ内定者記者会見が行われた。
そこでスポトウではJ1・アルビレックス新潟内定のDF稲村隼翔(国4=前橋育英)にインタビューを実施。ルヴァン杯決勝でも堂々たるプレーを見せた東洋の壁が、特別指定選手として過ごす新潟での日々や初の内定者会見が開かれる事になった経緯を語った。特別編は新潟で奥村仁(23)選手と見つけたお気に入りのお店や新潟でのチャントについて。最後には新潟サポーターの方々へのメッセージをお届けする。(取材日12月5日=聞き手・髙橋生沙矢)
稲村の持つサイン用紙には"A代表"の3文字が
ーー再び話が変わりますが、新潟に合流する際のスケジュールなどを教えていただけますか
大体関東(大学)リーグが土曜日にあって、新潟の練習が火曜日からのスタートなので、日曜日でリカバリーをして月曜日に移動という形ですね。
ーー新潟の街での思い出や先輩から教えてもらった飲食店などを聞こうと思っていましたが、あまりそのような時間は取れない
シーズン中はみんなそれぞれやる事もあるので、あまりそのような(新潟の街を楽しむ)時間はないですね。試合に向けてというのもありますし、これまではあまり行けませんでした。今年は一個上に奥村仁(23)という選手がいるのですが、彼も寮に居るので、毎日外食に連れて行ってもらっていましたね。
ーー二人で新潟の街を探索している形
二人で選手に教えてもらった店に行ったり、(店を)探しているという感じで。
ーー実際にこれまでで美味しかったお店などはありますか
店かぁ(笑)。焼き肉の味楽(みらく)というお店がすごく美味しいですね。後は海鮮もどこに行っても美味しいです。
ーーちなみに味楽は選手御用達のお店なんですか
(新潟の)選手の方は結構行っているお店ですね。
ーー新潟といえば、サポーターの方々の熱い応援でも有名ですが、普段大学サッカーでプレーしている中で、スタジアムで初めて応援を聞くと緊張しますか、それとも力になる
自分は力になるタイプなので、人が多ければ多いほど楽しめるタイプです。
ーー「アイシテルニイガタ」などの応援歌もあり、東洋バージョンも大学リーグで歌われていますね。あれは元々つくってあった物
どうなんだろ、自分が内定してからの方が歌っているイメージがありますね。
ーーJリーグの内定者が出ると内定先の応援歌の東洋バージョンができる形
だと思います、後輩がつくってくれて。
ーー去年くらいからバリエーションが増えてきたと聞きましたがきっかけは
今までは応援の面で他の大学に比べて弱かった部分がありました。今年は後輩にお願いしたり、キーパーの前田(宙杜選手)がそういうのも得意だったりするので、後輩と話しながらやってくれていたという形ですね。
ーー稲村選手の新潟でのチャントはありますか
新潟ではまだないですね
ーーこれからどんな曲でつくってほしいという希望はありますか
熱い系が良いですね!
ーー好きなアーティストは
試合前とかにはミスチルをよく聴いています。
ーーミスチルでチャントができたら熱くないですか(笑)
熱いですね(笑)。ローテンションな曲が多いのでなかなか難しそうですけど(笑)。
ーー新潟のサポーターに向けて伝えたいメッセージがあれば教えてください
特別指定という立場の選手にこれだけ応援してくれるというのは、なかなか無い事ですし、街中で見かけてもすごく良い言葉をかけてくれる人たちばかりです。直接のメッセージでも「ありがとうございます」というのをすごく伝えてくれているので、そういう応援が自分の力になっているし、けがなくやり切れたのでこちらこそ「ありがとう」という言葉をしっかりと伝えたいです。
ーー新潟サポーターの方々がバックアップをこれからもしてくれるのは心強い
すごく心強いですし、よく「応援が力になりました」という選手がいると思うんですけど、ピッチでやっている選手はそれ(応援による力)をすごく感じるので、来年も楽しみだなという気持ちです。
◇稲村隼翔選手インタビュー◇
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