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連続インタビュー投稿10人目は、花田旭(総4=大阪桐蔭)外野手。副主将として迎えた最終学年。開幕5連敗と苦しいスタートとなったが、「チーム力」をテーマに立て直し、青学大からの勝ち点獲得の要因も語ってもらった。個人としては打率3割、自身では3度目のベストナインを達成。東都で戦い抜いた4年間を振り返りながら、チームへの思いとプロ入りを控えた現在の心境を語った。(取材日・11月19日、聞き手・福田和奏)
ーー副主将として過ごした1年、チームとして秋のリーグ戦の総括、良かった点は
副キャプテンとしては、あんまりチーム引っ張ることはできなかったんですけど、秋は、5連敗からスタートして、そこからミーティングとかでも池田を中心に、『チーム力』というテーマでやってきて、そこから3カード勝ち点取れたっていうのが、後輩たちにとっても、来年にとっても非常にいい形で終われたかなっていう風に思います。
ーー課題は
課題はやっぱり、そのチームがうまくいかない時に、こうずるずるっと試合運んでしまうっていうところが、やっぱ1つ大きな課題かなっていう風に思います。
ーー開幕前の目標に掲げていた打率3割とベストナインをふまえて、今季の個人としての総括、手応えと課題は
目標は達成できたんですけど、やっぱりバッティングの内容であったりとか、そのまっすぐに対してのアプローチだったりとかはまだまだちょっと課題が見えるので、もう一段階レベルが上がる中でしっかり対策していきたいなっていう風に思います。
ーー今季一番印象に残っている試合は
やっぱり青学に勝ち点取った試合かなって思います。
ーー自分のプレーで手応えを感じた場面は
左ピッチャーに対してのその対応というか、そういうのは結構良かったかなと思います。

ーー今季の収穫(守備と打撃)
守備ではやっぱり、その春はエラーしてしまったんですけど、しっかり安定した守備ができたっていうところと、打撃面では、左ピッチャーからコンスタントに打てたっていうのは良かったかなと思います。
ーー最上級生として過ごした1年の振り返りは
やっぱり最上級生として引っ張っていかないといけないっていう風には思ったんですけど、それはちょっと引っ張ることができたかどうかはわからないんですけど、しっかりやっぱりこの一部にいるっていうことは最低限できたかなっていう風に思うので。あとは後輩たちも僕らの上を目指して、優勝っていうのを目指してもらいたいなと思います。
ーー東都のリーグで戦い抜いた4年間で特に印象に残っている経験は
やっぱり1番は、一部で3シーズンできたっていうので、レベルの高いピッチャーを経験できたっていうところは、東都でしか味わえないレベルの高さだと思うんで。そこは1つ大きい経験だと思います。

出塁し、嬉しそうな花田
ーー大学野球で学んだこと、得たものは
1年生からやっぱり試合に出させていただく中で、試合の慣れというか、うまくいった時もうまくいかない時も、その修正っていうところは、得たものは大きいかなと思います。
ーー同期への思い
今年は4年生が多く試合に出る中で、いっぱい話し合ったりとか、幹部中心で話し合ったりとか、そのほかのメンバーもいっぱいサポートしてくれて、いい学年だったなっていう風に思います。
ーー池田さんを中心にチーム力というお話があっ!たが、どういう風に、幹部中心にモチベーションを上げて、あの青学戦から勝ち点を増やせたと思いますか?
なかなか打てない試合が序盤は続いたんですけど、打撃の話ばっかりしてたんですけど、打撃はもちろんそうなんですけど、やっぱりベンチから、盛り上げだったりとか、試合しやすい状況を作っていくというか、狙い玉絞るとか、ちょっと別の角度で話し合っていく中で、チーム力を上げていったっていうのが、勝ち点取れた要因かなと思います。3年生がベンチには多くいて、しっかり声出してくれたのがアップから試合からいい雰囲気でできていたかなと思います。
ーー後輩たちへのメッセージ
チーム力が落ちるっていう風なのが周りから言われると思うんですけど、個人の能力はチーム力で補えると思うので、チーム野球というか、チームプレーをしっかりして、優勝、日本一を目指してやってほしいなと思います。
ーードラフトの指名と指名挨拶を終えた今の心境は
徐々に実感は湧いてきたんですけど、まだ実感しきれてないところもあるんで、プロに向けてしっかりやるべきことをやっていきたいと思います。

指名直後、涙する花田
共にセ・リーグへ進んだ(左から)花田、島田、宮下
ーープロに入団しますが、今取り組んでいる練習とか準備していることは
体作りと体力作りっていうのはそこを中心にしてます。
ーー来年っていうのは寮に入れるか、寮の入寮の際に持っていきたいものは
大学入寮の時も持っていったんですけど、高校の思い出の色紙みたいな。大学で思い出のあるものがちょっとわからないんですけど、持っていきたいです。
ーー今感謝を伝えたい相手は
やっぱり池田ですかね。
ーー理由は
やっぱり池田がいなかったら、こういういいチームをできあがってなかったっていうのと、バッティング面でも色々こう相談しあったりとか、結構助けられたなと思うんで、感謝してます。
ーー最後に、応援してくれた方々へのメッセージを
リーグ優勝、日本一は叶えられなかったんですけど、東洋に対する応援が、やっぱりすごい力になりましたし、その応援をまたプロに行ってもしていただけたらなと思います。
◇プロフィール◇
花田旭(はなだ・あさひ)
生年月日/2003・4・23
身長・体重/187㌢・87㌔
テンションが上がる曲/HANA
これから何をモチベーションに野球を頑張っていきますか?/野球が職業になるので自分のためもそうですけど、家族のためだったりとか、ファンのためにモチベーションを持ってやっていきたいです。
PHOTO=スポトウ硬式野球班

連続インタビュー投稿11人目は、島田舜也(総4=木更津総合)投手。副主将として駆け抜けた大学野球ラストイヤーを「すごく濃い1年だった」と語る。4年間、野球の難しさと向き合い続け、プロ入りを控える島田に、秋季リーグ戦と大学野球生活を振り返ってもらった。(TEXT=佐藤結芽)
ーー副主将として過ごした1年の振り返り
普段はあまり言葉で伝える事は少ないんですが、下級生が生活しやすいなと思えたり、野球をやりやすい環境を作っていくという意識は常に持ってやっていたので、それは実現できたのかなと思います。その中でも間違っていることや、最低限言葉で伝えなければ行けない時があれば、それは任されている立場もありますし、自分も人の上に立つ人間としてしっかり指摘することができたと思います。試合の中では、率先して声を出して引っ張っていくと言うよりかは、ベンチ内での裏方的なサポートであったり、次に登板するピッチャーや打席に立つバッターに相手の癖や状況をちゃんと伝えることを主にやっていたので、そういった場面ではチームの力になることができたと思います。マウンドでは、仲間に不安を抱かせないよう、常に楽しくチームの為に結果で示すように努力していました。副主将らしい事をできたとはあまり思えないですが、結果的に来年も一部で戦えるように結果を残すことができたので、後輩達に自分らが達成できなかった日本一という目標を達成してもらいたいです。
ーー秋季リーグのチームとして良かった点、課題は
リズムに乗り始めればいい雰囲気で戦えていた事はすごく良かった点です。しかし、1度落ち込んでしまったり、自分たちのリズムで試合を進めることができなくなると負けに繋がっていたので、そこで声を出して引っ張っていってくれる選手が、主将の池田くらいしか居なかったということが課題だと思います。池田のような悪い雰囲気を良くしてくれる選手が、自分も含めて増えていけば苦しい時もすぐに脱出できると思います。

ーー開幕前「1部でもタイトルを取りたい」と話していましたが、個人としての今季の総括は
春の開幕戦で1部のレベルの高さを思い知りましたが、そこからは自分のことを1試合ずつ分析して、現状を理解し、課題を出し、練習に取り組むことができたので、抑えることができていました。さらに、2部に居た時よりも自分をピッチャーとして様々な視点から理解できるようになりました。タイトルは取れなかったですが、それよりも大きなことを獲得することができたので、結果的にすごく濃い1年になりました。
ーー1番印象に残っている試合と理由は
春季リーグ開幕戦の亜細亜大学です。理由は、その試合で今のままでは一部で勝っていくことはできないと身をもって実感したからです。そこから考える習慣が身につきました。
ーー自分のプレーで手応えを感じた場面は
亜細亜大とのカードです。
ーー4年間の大学野球で学んだことや得たものは
野球というスポーツがどれだけ難しいものかということに気づけました。練習するだけじゃダメですし、考え過ぎる事も逆にプレーに余裕がなくなるので良くないです。ちょうど良いバランスを保って、自分を理解して、それを継続する力が大きな結果に変わってくると思います。かと言って頑張りすぎるのも怪我に繋がってしまうので、野球に限らず、成長するということは難しい事なんだなと改めて知れました。
ーー入寮の際に持っていきたいものは
お守りたちです。

指名され、会見で笑顔を見せる島田

宮下朝陽(総4=北海)と共に横浜DeNAベイスターズへ
ーー同期へのメッセージ
4年間ありがとう!野球でも私生活でもたくさん迷惑かけた人、ほんとにごめんなさい。けど、ほんとにめちゃくちゃ楽しかった!これからは社会人として色んな場面で頑張っていこう。本当に4年間ありがとう!
ーー後輩へメッセージ
来年は戦力的には落ちてしまうと思うけど、それだけ色んな人にチャンスがあるということ。新キャプテンの大坪を中心に、俺らが達成できなかった日本一をやり遂げてください!あと、みんな舐めすぎ(笑)
ーー感謝を伝えたい相手は
家族は第1ですが、それ以外にもお世話になった方々に伝えたいです。
ーー応援してくれた方々へのメッセージ
まず、応援してくださった方々今までありがとうございました。自分達の代で日本一になり、強い東洋を復活させたかったのですが、できなかったこと、すみませんでした。しかし、1部に定着させることはできました。来年は後輩たちが東都を制覇して、日本一になってくれると思うので、来年も東洋大学の応援よろしくお願いします。
◇プロフィール◇
島田舜也(しまだ・しゅんや)
生年月日/2003・4・30
身長・体重・最高球速/185㌢・95㌔・155㌔
流れたらテンションが上がる曲/洋楽
これから何をモチベーションに野球を頑張っていきますか?/応援していただいている方々、自分のこれからの夢、目標に向かって頑張っていきます。
PHOTO=スポトウ硬式野球班
◆連続インタビュー一覧◆
1日目 高山亮太捕手、山内教輔外野手
2日目 髙中一樹内野手
3日目 山田隼外野手、谷公希投手
4日目 秋元俊太外野手、向髙滉人投手
5日目 吉田元内野手、政所蒼太捕手
6日目 花田旭外野手、島田舜也投手
7日目 池田彪我内野手
8日目 佐藤裕一郎主務
9日目 中村瑠斗内野手、金丸健司外野手
10日目 大坪廉投手

