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2019.06.02
硬式野球

[硬式野球]「奪還」を果たした男たち スポトウ的選手名鑑投手・村上頌樹

 新チーム発足後のオープン戦では大敗からスタート。「今年は弱い」「4年生が抜けた穴がでかい」「2部もあるんじゃないか」そう言われ続け迎えたリーグ戦では勝ち点5を勝ち取り、見事優勝を奪還した。全日本大学野球選手権大会(以下、全日本選手権)で熱い戦いを見せる戦士をスポトウ独自の選手名鑑で紹介する。最終日は今季6勝を挙げ、目覚ましい活躍を見せた村上頌樹投手(総3=智弁学園)を紹介する。

新・エースとして全日本選手権でも期待が高まる


 「年間10勝」。村上が開幕前に書き記した今年の目標だ。今年は「自分が(投手陣の)中心としてやらせてもらっているので責任を持って」とエースの自覚を持ち挑んだ春季リーグ戦。見事6勝を挙げ、そのうち4試合は完封。亜大1回戦では八回まで無安打・無四死球、そして自己最速の149㌔をマークするなど圧巻の投球で最高殊勲選手、最優秀投手、最優秀防御率、ベストナインの4冠を達成。「今年は指のかかりが良い」と好調の理由を語った。

 

 杉本監督は「自分が捕手なら一番面白い投手。打たれたらキャッチャーの責任になるぐらいの制球 」とインタビューで何度も話すほど信頼を寄せている。全日本選手権ではいまだ登板経験はないが「このままの勢いで自信を持って臨みたい」と意気込む。慣れ親しんだ神宮球場のマウンドに立つこの男のプレーに注目したい。



〜記者のメモ:いつもニコニコ〜


もちろんマウンドでは真剣な表情ですが、ベンチに帰ってくるときやベンチからの声がけの際は満面の笑みを見せてくれます。(たまにマウンドでも笑顔です。)メリハリをつけるのも好調の要因なのかもしれません。初登板となる全日本選手権のムードにものまれず、また笑顔を見せてくれることを期待しています!


◇選手名鑑一覧◇

「まだまだ慣れない」発展途上の切込隊長 1番(中)松本渉

「全てはチームのために」強打の副将   2番(左)小峰聡志

「記録よりも勝ち」令和初の本塁打王   3番(右)山田知輝

「チーム力で優勝を」 三拍子そろった主将   4番(捕)佐藤都志也

「好球必打」勝負強さを魅せつける男 5番(指)山崎基輝

「自分が引っ張る」巧打のクラッチヒッター 6番(遊)小川翔平

いつも心に遊び心を 7番(一)諏訪賢吉

守備で見せる ホットコーナーの主 8番(三)津田翔希

打撃にも期待 オールラウンダー 9番(二)木村翔大

TEXT/PHOTO=齋藤胤人