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2019.05.29
硬式野球

[硬式野球]「奪還」を果たした男たち スポトウ的選手名鑑6番(遊)小川翔平

 新チーム発足後のオープン戦では大敗からスタート。「今年は弱い」「4年生が抜けた穴がでかい」「2部もあるんじゃないか」そう言われ続け迎えたリーグ戦では勝ち点5を勝ち取り、見事優勝を奪還した。全日本大学野球選手権大会で熱い戦いを見せる戦士をスポトウ独自の選手名鑑で紹介する。第6日目は、堅実な守備と打撃センスでチームに貢献し勝利を呼んだ小川翔平(法3=霞ヶ浦)内野手だ。


スタンドの期待に応える小川


今季成績:62打席53打数12安打5打点  打率.226


   幻の本塁打からスタートを切った春季リーグ戦。継続的に安打を放つなど、チームを勢いに乗せる役割を担った。その中でも注目すべきは嵐を呼ぶ亜大2回戦での活躍。九回に放った適時三塁打は、流れを完全に呼び寄せる気迫の一打に。そして迎えた延長戦。一、三塁に走者を置いた状態でこの日大活躍の男は打席に立つ。完全優勝を決める大きなあたりはセンター後方へ。「今日の小川はよくやってくれたが、本来はあれだけの力を持っている選手なので」と井上コーチも力量を認め、賞賛の声をかけた。


   「今年は自分が引っ張る」。その思いを胸に日々練習に励む小川。「全日本でも活躍してチームに貢献する」と大車輪の活躍を見せた男はすでに次戦を見据えている。次の舞台でもチャンスを呼び込み、試合を彩る背番号6から目が離せない。


〜記者のメモ:リラックス方法〜

   


   試合で安定した守備を見せる小川選手。そんな彼のリラックス方法はゲームをすること。Nintendo Switch『マリオカート』で他選手と対戦しているそうです。気になるその相手は主将・佐藤都選手(法4=聖光学院)。ちなみに強さは同じぐらいだそう。守備での華麗なグラブさばきも、ゲームで養った瞬発力のおかげかもしれません(笑)。そんな小川選手の好守でチームを鼓舞する姿をぜひ見に来てください!




◇選手名鑑一覧◇

「まだまだ慣れない」発展途上の切込隊長 1番(中)松本渉

「全てはチームのために」強打の副将   2番(左)小峰聡志

「記録よりも勝ち」令和初の本塁打王   3番(右)山田知輝

「チーム力で優勝を」三拍子そろった主将   4番(捕)佐藤都志也

「好球必打」勝負強さを魅せつける男 5番(指)山崎基輝

5月30日:7番(一)諏訪賢吉

5月31日:8番(二)津田翔希

6月1日:9番(三)木村翔大

6月2日:投手・村上頌樹


TEXT/PHOTO=谷口遥菜