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令和元年度東都大学野球春季リーグ戦 個人表彰式
6月27日(木)
国学院大学渋谷キャンパス・有栖川宮記念ホール
新人賞を受賞した松本
主務の谷川が欠席者の分のトロフィーを受け取った
代表し増子部長が乾杯の音頭をとった
東都大学野球春季リーグ戦(以下、春季リーグ戦)で優秀な成績を残した1部〜4部までの選手に対する各種タイトルの表彰式が行われた。チームからは5選手が選出されたが学業との兼ね合いもあり、松本(営1=龍谷大平安)のみの出席となった。
この日の表彰式で東洋大からの選出はベストナインを獲得した佐藤都(法4=聖光学院)、山田(総4=桐生第一)、山崎基(営3=愛工大名電)、村上(総3=智弁学園)の名前が呼ばれるも、日程の都合で出席は叶わなかった。4選手計7回代理で受け取りを行なった主務の谷川(営4=神村学園)は「他の人と来れれば良かったんだけどね」と苦笑い。全加盟校のうち最多受賞を誇る東洋大主務としての職務を全うし、直接受け取りたいという気持ちもあったメンバーの分をしっかりと受け取った。
さらにチームからは2年ぶりとなる新人賞を松本が獲得。式典に唯一の参加ということもあり終始緊張の面持ちで臨んだ。「年上の選手ばかりなので緊張してます」と一言。さらに、「今季の成績で満足するわけではない。来季はベストナインや首位打者を」と残りの7季も参加すると強い志を持ち、会場を後にした。
各大学から主力選手が参加した表彰式。来秋もこの日集った選手たちが戦国東都の戦況をより厳しくするだろう。来秋のタイトル獲得をそれぞれが誓い帰路に着いた。
■コメント
・杉本監督
出来過ぎなリーグだった。選手が一試合、一試合すごく粘ってくれましたからね。戦力的にはピッチャーがあれだけ抜けているっていうのはみんな分かっていることだったので、そこのところが一丸となって戦えたのではないですかね。(惜しくも全日本で明大に敗退してしまいましたが)ピッチャーがどうのこうのっていうよりも明治さんが戦力があったという感じですよね。1戦目が大事だから村上を使って、さらに明治に対してももちろん最初から村上でいこうと決めていた。結果的には村上の向こうっ気の強さがやっぱり「絶対明治に負けたくない」「森下くんに負けたくない」っていう思いがあいつの力みにつながっちゃったからね。でもそこはそれでいいって言った。そのぐらいの気持ちがなかったら全体的に大きくならないので。(大学日本代表に2名選ばれましたが)すごくありがたいというか名誉な話。結果的には佐藤は去年も選ばれたけど村上は初めてなので。僕も4年のとき全日本に選ばれてやっぱり海外に出ていってJAPANっていうユニフォームを着たからこそ見えるもの、感じるものがいっぱいあって。彼らの今後の野球人生に絶対的にプラスになると考えている。疲労よりも何よりも彼らの体で直に感じるものの方が大きいと思います。(秋に向けては)野球は変えるつもりはないので。新しいメンバーが出てくると思うのでそこはまた横一線で競争を激化してもらえればなと思います。1年生のピッチャーがまた一人、二人出てくると思いますね。
・松本(営1=龍谷大平安)
年上の選手が多くて緊張してる。他の先輩たちは授業があったりしてこれなかった。今回はこういう形で受賞できて嬉しいけど、納得できる結果ではなかった。今季は本当に長打がなくて、今後はトレーニングをしっかりと積んで長打が増えるようにやっていきたい。来季はベストナインと首位打者を狙いたい。今回、ベストナインに選ばれてる選手の中ではやっぱり同い年なのでライバルは森下。自分より打点も長打もある。その分自分は率も残さなきゃなと。しっかりと来季に向けてやっていきたいです。
TEXT=須之内海、PHOTO=須之内海、谷口遥菜