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2年ぶりに開催された春季リーグ戦。前半は4勝2敗と春4連覇の兆しが見えたが後半失速し6位で終えた。負の連鎖は入替戦でも断ち切ることはできず2部降格。神宮を去ることになった。監督、選手とも初めての経験に何を思い、どう立ち向かうのか。それぞれの心境を14日間にわたりお届けする。
(写真提供:東都ベースボールWeb)
第5日目は今季初先発としてリーグ戦初戦から登場し、様々な試合を展開してきた細野晴希投手(総2=東亜学園)。試合を振り返り、先発として意識の変化や思いを語った。(取材日・7月17日、聞き手=宮谷美涼)
ーーリーグ戦を振り返っていかがですか
終盤あまり思うようにいかなかったです。点数をつけるとすれば50点ぐらいじゃないですか。いい試合もあれば悪い試合もありました。初戦はすごい緊張したんですけど、そこからは慣れてオープン戦みたいな感じで投げられました。
ーーリーグ戦を終えて収穫はありましたか
あそこで抑えてたら勝ってたなっていう試合がたくさんあったから、1試合の重みというか、1つのミスが命取りになるってことを体験できたのは良かったかなと思います。
ーーリーグ戦全体を通しての調子はいかがでしたか
最初の方は良くなかったんですけど、駒澤戦は良かったかなと思いました。特に最終戦ですね。感覚が良かったです。
ーー今回のリーグ戦で初先発となりましたが
最初は松澤さんが一番手だと思って、二番手で頑張ればいいかなぐらいの感じでやってたんでですけど、途中から自分が投げなければならない立場にあるってことに気付きました。中央、国学あたりから自分が1戦目だなって気付いて、ちゃんとやらなきゃいけないんだなと思いました。
ーー先発は松澤投手(営3=帝京)と細野投手の2枚看板体制でした
松澤さんは勝ってるイメージしかなかったから、そこらへんは気楽に投げられました。僕が落としても松澤さんで取ってくれるって思ってました。
ーー球速149㌔を何度も出しました
150㌔めっちゃ狙いにいったんですけど、149までしか出なかったです(笑)。秋は150前半ぐらいは出したいです。今日(7月17日)も151㌔ぐらいが最高で出て、いつもは大体150前半ぐらいです。
ーー中大2回戦の結果について「満足していない」とおっしゃっていましたが
フォアボールを6個ぐらい出してしまいました。それを相手のミスでけん制で刺したり、六、七回あたりに瀬川さん(総4=聖光学院)と木村さん(総4=霞ヶ浦)のファインプレーで結果0点で終わったけど、内容は3点入ってもおかしくなかった試合だったから満足してないです。三振は最初の方は多かったなと思うんですけど、途中そんな取ってたかなあって感じです。あんまり覚えてないです。
ーーリーグ戦中でけん制死を8つ奪いましたがけん制のポイントはありますか
ランナーをよく見ることです。全部が当たるわけじゃないんですけど、サインが出たときのランナーの微妙な変化だったり、体の重心とか体制の低さをよく見ています。
ーー国学大戦のとき「神経質になりすぎた」とおっしゃっていましたが
あの試合は一番緊張していました。ここで勝ったら優勝にすごい近づいて、負けたら厳しくなるような試合ですごい大事な試合だったから緊張してて、慎重になりすぎちゃったら6点取られました。同点に追いついてくれたときはめっちゃ嬉しかったです。駒大戦の時は亜細亜戦に比べて思い切って投げられました。
ーー駒大1回戦の時のピッチャーライナーについて詳しく教えてください
めっちゃ痛かったっすよ(笑)。左手振り切った後、(腕が)上がるんですけどそこにちょうど球が来ちゃって、避けられなかったです。駒大2回戦は痛み止め飲んで臨みました。力が入らなくてストライクが入らなかったけど、最初の方は力抜けていい感じに投げられました。
ーー入替戦までの1ヶ月間に取り組んだことはありますか
「打たせて取る」ことをテーマにやっていました。変えたことは、あまり三振を狙いにいかなくなりました。基本ストライクゾーンで投げてゴロを取るように。でも、オープン戦では全然ダメでした。試合も負けて、点もけっこう取られましたね。フォアボールもいっぱい出しました。
ーー入替戦で1日目に登板することはいつ知りましたか
入替戦の先発は、駒大戦終わった時に「どっちもお前がいくしかないんだから」と1ヶ月前から言われていました。実際、調子が悪かったので、最初自分が投げない方がいいんじゃないかなと思っていました。監督には言わず、投手コーチとかには言っていました。
ーー入替戦を振り返っていかがでしたか
あまり緊張はしなかったです。(途中で調子が上がってきたが)イニング間にトレーナーさんと「こうしたほうがいい」みたいなことを話していて、1イニングずつ変えていたらちょうど四、五回ぐらいから良くなった感じです。
ーー2部に落ちた時の心境を教えてください
あのチーム状況だったら当然の結果だと思いました。
ーーマウンド上で捕手の廣岡選手(総3=拓大紅陵)と後藤聖選手(法2=京都学園)と話す時どのような話をしていますか
廣岡さんは「大丈夫っしょ」っていう感じで、後藤は「どんどん打たせていこう」みたいな感じです。
ーー新人の岩崎投手(総1=履正社)はどのような方ですか
バッターをよく見ながら投げているイメージがあります。話す内容は野球のことが多いですね。やるときはやるけどふざけるときは僕の事は呼び捨てですね。舐めてますねあいつは(笑)。やんちゃですけど、可愛気はちょっとあります。
ーー試合前のルーティーンはありますか
ルーティーンはないんですけど、大体いつも同じような石上祐(法2=東洋大牛久)とメディシンで投げ合ったりするアップはずっとやってます。
ーー夏に強化したい部分はありますか
コントロールをつけます。そして、夏は暑いので、負けないような練習頑張ります。秋季リーグ戦では投げた試合では全部勝ちます。
◇プロフィール◇
細野晴希(ほその・はるき)
生年月日/2002・2・26
身長・体重/180㌢・83㌔
好きな言葉/「無駄なことって結局無駄じゃない」イチロー
好きな音楽/あんまりこれってやつはなくて流行ってるやつを聞く
好きな歌手/平井大
オフの過ごし方/サッカー・バッティング・寝ること
※感染症拡大予防のため、オンラインでの取材をもとに作成しています。
※新型コロナウイルスに羅患された方々の一日も早い回復をお祈りいたします。
◇連続インタビュー一覧◇
8月6日廣岡隆成捕手
8月7日松澤海渡投手
8月8日羽田野温生投手
8月9日松本渉外野手
8月10日小口仁太郎内野手
8月11日大宮隆寛投手
8月12日瀬川航騎内野手
8月13日木村翔大内野手
8月14日佐々木俊輔外野手