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2024.07.20
硬式野球

[硬式野球] ~1部復帰への道は続く~2024春季リーグ戦振り返りインタビュー③吉田元内野手

1部復帰という目標を掲げ、臨んだ春季リーグ戦。しかし、その壁は高かった。2部3位と悔いの残る結果で幕を閉じたこの春を振り返るとともに、今後への思いを語ってもらった。春を終え、目標達成の鍵となる重要な夏へと向かう彼らの思いを14日間にわたってお届けする。 


第3日目は、堅い守備が持ち味の吉田元(営3=龍谷大平安)内野手。試合中、チームを声で盛り上げる彼は、悔しい今シーズンをどう振り返り、今後への思いをどう語るのか。(取材日・7月7日、聞き手=山本華子)



ーー春のリーグ戦、チームとしての振り返り

チームとして一体感がこの春はなかったと思います。ピッチャーが良いときに野手が全然だめで、野手が良いときにピッチャーがなかなか良くなくて、噛み合わないことが多かったと思います。


ーー春のリーグ戦の個人としての振り返り

もともと最初スタメンで出させてもらって、全くほぼゼロっていうくらいできなくて、だからチームも。今年は自分たち野手は3年生のチームって言われている中で、野手も含めて結果を出せない、大事なところで出せないっていうのが続いたので、それはもうそれだけですね。チームに貢献出来なかったっていうのはそういうことですね。


ーー1番印象に残っている試合は

立正大戦ですね。最初の立正戦カードを落とした時に自分は打てなくて、チームに貢献出来なくて。自分が一本打てれば点とって勝てたという試合もありますし、最初のカードっていうこともあって1番すごい自分の中でも大事にしていたんですけど、そこで勝てずに勝ち点が取れなかったのがすごい自分は印象に残っています。


ーーリーグ戦中意識して取り組んだことは

とにかく自分個人がダメでもチームの士気を落とさないっていうのはずっと心がけてやっていました。


ーー手応えや収穫を感じたことは

自分たちは去年1部でやっていて、2部に落ちて2部で試合をやって、結局1部からきたけど2部の周りのチームとの差は全然ないなっていうのも感じました。個人だったら結果だけ見たら結果も去年の1部よりも個人の結果は出ていないので、やっぱりこの冬のやり方が違ったなっていうのもあったので、それはこれからの改善点としての収穫はありました。



ーー開幕前に言っていた通り、チームを盛り上げる声出し、試合中声が聞こえることが多くありました。この春は、良い雰囲気の時ばかりではなかったと思いますが、声出しに関しては

今回は出たり出なかったりっていう感じだったので、例えば途中で交代したら、そこから自分の役割はもう声出してチームを良い雰囲気にすることしかないので、やっぱりその時々の自分の、試合に出ても出なくても自分の役割を全うするっていうことはずっとやっていました。


ーー3年目となり、チームを引っ張っていく上級生として、シーズンの心境が変わったことは

去年までは4年生が中心で出てて、それに自分たちがついていくっていう形で、自分もそのつもりでやっていたんですけど、今年は3年生で引っ張っていこうという話もしていたので、もう今年は自分が1番前に立っているという気持ちでやることは常に考えています。


ーーチームや個人の、課題は

チームの課題は、大事なところのチャンスっていうのが、この春少ない中でその少ないチャンスをものに出来なかったというのはチームとしての課題なのでそこはチームとしてこれから改善していくことで。個人としてはもう少しチームを自分が引っ張っていくじゃないですけど、自分ももっと引っ張っていける、自分はプレー以外でも(できることが)あるかなと思ったので、そこをやっていきたいと思います。


ーー1部昇格を目指す秋に向けて、重要な夏となるがチームにとってどのような存在になっていきたいか、自分の役割は

今夏で、正直去年より練習もしんどくて、きつい練習が増えているんですけど、前に立つ人が結局良い雰囲気を作れないと、周りにも見られているので、どんな時でも、どんなにしんどくても自分は常にチームが良い方向に向くように。それを含めた声出しなんですけど、とりあえずチームが良い方向に向くように厳しく言う時もありますし、それを意識して今はやっていこうと思います。



ーーリーグ戦を通じて感じた今年のチームの良いところ、強みは

今年のチームは雰囲気がいつもと違います。去年まではなかなか言えないこともあったんですけど、自分たちも意見を出して上の学年と話しながらみんなで意見を出し合っていけているっていうのはチームの強みなんじゃないかなと思います。


ーー自分の強み、アピールポイントは

自分は声もそうなんですけど、守備ではエラーをしないのは絶対なので、守備は自分の中で自信を持っています。攻撃だったらもうとりあえず粘り強く、追い込まれてもすぐ簡単にアウトにならない、雑なアウトにならないっていうのは自分の強みだと思います。


ーー目標の選手は

目標の選手はいないんですよね。自分の足りないところをずっと追求してやっている感じで、こうなりたいっていうよりかは自分としての強みを伸ばしたいっていう、自分個人として、相手にとって嫌な選手になるっていうのが自分の目標なので、そこを突き詰めてやっている感じです。


ーー最後に今後の意気込みは

春は自分個人も含めてすごい納得のいく内容、結果ではなかったので、やっぱりこの夏はみんなで量をやるっていう、とにかく質も大事だけど練習量をもっと増やすっていうテーマでやっているので練習量を増やして自分の足りないところ、改善点をしっかり直して、みんなで1段階、2段階レベルアップして、個人としてももっとチームに貢献できるようにして必ず1部に上がろうと思います。



◇プロフィール

吉田元(よしだげん)

生年月日/2003・7・25

身長・体重/174㌢・75㌔

仲の良い選手/政所蒼太(営3=天理)、秋元俊太(済3=木更津総合)、花田旭(総3=大阪桐蔭)、藤井一輝(営3=浦和学院)などみんな仲良い!




◇連続インタビュー一覧◇ 


18日 岩崎峻典投手

19日 池田彪我内野手

20日 吉田元内野手

21日 花田旭外野手

22日 宮下朝陽内野手

23日 政所蒼太捕手

24日 馬場涼輔内野手

25日 高中一樹内野手

26日 山内教輔外野手

27日 大城戸陸琥外野手

28日 南恒誠投手

29日 島田舜也投手

30日 佐伯成優投手

31日 嶋村知浩内野手


PHOTO=一ノ瀬志織