記事
『覚悟～奪還～』という強いスローガンをもとに、２部優勝、そして悲願の一部昇格を決めた東洋大の戦士たち。最後まで諦めない姿勢で挑戦を続け、東都の頂点への切符を掴んだ。彼らはどのようにして試練を乗り越え、一部昇格という栄光を手にしたのか、その裏側に迫ります。14日間にわたり総勢24名の豪華インタビューをお届けする。
３日目、１人目は入れ替え戦の２戦ともスタメンで出場し打率３割越えと、１部昇格に大きく貢献した山田隼（総２＝木更津総合）外野手。飛躍を見せたこの秋季リーグ戦を振り返り、今後への意気込みを語ってもらった。
――秋季リーグ、チームとして振り返って（良かった点や改善点）
良かった点は、内容が悪くても勝ち切れたこと。
――個人としての振り返り
調子が上がらなくて結果を出そうと必死だった。
――今季、どんなテーマや目標で臨んでいたか
チームとしては1部昇格、個人としては試合に出続ける。
――そのテーマを踏まえたうえで、どうだったか
1部昇格を果たせたが、全試合にでることができなかった。
――一番印象に残っている試合
――国士大第３回戦ではサヨナラ打で試合を決めた。改めて振り返って
負けていたので何が何でも打ちたかった。
――駒澤大学との最終戦。９回に池田選手（営３＝三重）と花田選手（総３＝大阪桐蔭）のアベックホームランで同点に追いついた時の心境は
感動しました。
――そして延長11回に花田選手のサヨナラヒットで２部優勝が決まった時の心境は
3塁ランナーで打ちそうだと思っていた。
――入れ替え戦までの約３週間をどう過ごしたか（重点的に取り組んだことがあれば）
調子が良くない中でどうやって結果をだすか考えた。
――去年の秋、悔しい思いをした入れ替え戦。どんな思いで挑んだか
自分は試合にでて去年の悔しさを経験できたので今回は絶対勝ちたかった。
――改めて１部昇格を決めた時の心境は
もう落ちたくないって思った。
――２連勝を飾った入れ替え戦を振り返って
ピッチャーに助けてもらってばかりだったので、最後はバッター陣が援護できてよかった。
――今季全ての試合を終えて得た収穫と課題
調子が悪い期間を短くすることが試合に出続けられることにつながると思うので、そこを克服できる練習をしていきたい。
――シーズン後半、金丸選手（営２＝上尾）や中村選手（営２＝拓大紅陵）らが上位打順に定着し活躍されていました。他の２年生の活躍は刺激に？
同じ学年が活躍するのはうれしいけど負ける気はありません！
――１部で戦う春季リーグに向けて冬に取り組みたいこと
すべてにおいてレベルアップするために、去年の冬の反省を活かして考えて練習する。
――４年生へ一言
もう2部には落ちません！
――最後に今後への意気込み
１部優勝に貢献できるように頑張ります！
◇プロフィール◇
山田隼（やまだ・はやと）
生年月日／2004・４・14
身長・体重／173㌢・75㌔
鶴ヶ島のおすすめスポット／安い焼肉屋さん
野球以外で誰にも負けないこと／野球以外の球技
今年いちばんの思い出／1部昇格
◇連続インタビュー一覧◇
12月22日 ⑤山田隼外野手 ⑥前髙翔太内野手
12月23日 ⑦馬場涼輔内野手 ⑧冨安海来外野手
12月24日 ⑨金丸健司外野手 ⑩中村瑠斗内野手
12月25日 ⑪向髙滉人投手 ⑫秋元俊太外野手
12月26日 ⑬政所蒼太捕手 ⑭鈴木二知佳捕手
12月27日 ⑮花田旭外野手 ⑯吉田元内野手
12月28日 ⑰池田彪我内野手 ⑱島田舜也投手
12月29日 ⑲柿本晟弥投手 ⑳佐伯成優投手
12月30日 ㉑一條力真投手 ㉒岩崎峻典投手
12月31日 ㉓岸新太郎主務 ㉔嶋村知浩主将
PHOTOS ＝山本華子
