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『覚悟～奪還～』という強いスローガンをもとに、２部優勝、そして悲願の一部昇格を決めた東洋大の戦士たち。最後まで諦めない姿勢で挑戦を続け、東都の頂点への切符を掴んだ。彼らはどのようにして試練を乗り越え、一部昇格という栄光を手にしたのか、その裏側に迫ります。12日間にわたり総勢24名の豪華インタビューをお届けする。
５日目、２人目は国士大１回戦でスタメン出場し、３打数３安打と活躍を見せた中村瑠斗（営２＝拓大紅陵）内野手。秋季リーグの振り返り、来季に向けての意気込みを語ってもらった。（取材日・12月４日、聞き手＝髙梨美遼）
ーー秋季リーグ、チームを振り返って
最初は出てなかったんですけど、最後の方にスタメンで使ってもらって、結果を出せたので良かったです。
ーー個人としての振り返り
試合に出た時は結果を出せたので、自分の内容的には良かったと思います。
――今季、どんなテーマや目標で臨んだか
２部優勝して、入れ替え戦に勝って、１部昇格を目指して頑張ってました。
ーーそのテーマを踏まえたうえで、どうだったか
その通りになったので良かったと思います。
ーー一番印象に残っている試合
入れ替え戦の 1回戦で結果を出せなくて、その日に帰って遅くまで練習をして、次の日に良い結果だったので、それが１番印象に残ってます。
ーー駒澤大学との最終戦。９回に池田選手（営３＝三重）と花田選手（総３＝大阪桐蔭）のアベックホームランで同点に追いついた時、そして11回に花田選手のサヨナラヒットで２部優勝が決まった時のそれぞれの心境は
アベックホームランの時は、花田さんと池田さんは下級生の頃から中軸で出てて、その意地が見れて感動しました。花田さんが打った時は、自分たちも最後まで諦めてなかったので、その諦めない結果が出たのかなと思います。
ーー入れ替え戦までの約３週間をどう過ごしたか
１部に上がるために冬からやってきたので、頑張りました。
ーー去年の秋、悔しい思いをした入れ替え戦。どんな思いで挑んだか
あの負け方は誰も忘れられないと思うので、その忘れられない結果がこの秋に繋がったのかなと思います。
ーー入れ替え戦１日目はヒットが出なかったが、２回戦は２打数２安打２打点と活躍し、１部昇格に貢献した。どのような思いで２回戦目を迎えたか。
１戦目に結果を残せなかったので、１本でも出してチームに貢献できればなと思っていました。
ーー１部昇格を決めた際の心境は
うれしい気持ちでいっぱいでした。
ーー入れ替え戦を振り返って
１戦目はずっと負けてる立場だったのですごくキツかったんですけど、リーグ戦の時に逆転で勝ったり、逆転で負けたりしてて、きつい試合っていうのが多かったので、そこは焦らず、勝てると思ったのでいけたのかなと思います。
ーーリーグ戦中盤からスタメンに定着し、リーグ戦打率３割５分越えと好調をキープしていた。その好調の要因は
井上さんに自分と金丸（営２＝上尾）は結果より、バットを振ってチームを勢い付けられるようにって言われていたので、その積極性が好調の要因かなと思います。
ーー今まで代打での出場が多かった中で、国士大１回戦ではスタメンで出場し、３打数３安打と監督の期待に応える活躍を見せた。この試合を振り返って
左ピッチャーの時に右バッターが出るっていうのが多かったので、練習でも左ピッチャーを意識した練習が自分の中で多くて、苦にするようなピッチャーではなかったので、練習の結果が出たのかなと思います。
ーー今季全ての試合を終えて得た収穫と課題
結果は２部の中では残せたと思うんですけど、１部にはプロに行くような選手もたくさんいるので、この冬練習して１部でも活躍できるような選手になれればなと思います。
ーー春季リーグに向けて冬に取り組みたいこと
体づくりをして、150キロを打てるようなバッターになっていければなと思います。
ーー最後に今後への意気込み
このままレギュラーに定着して、ベストナインだったり、東都の１部で目立つような選手になっていければ良いと思います。
♢プロフィール♢
中村瑠斗（なかむら・るいと）
生年月日／2004・９・15
身長・体重／176㌢・82㌔
趣味／温泉に行くこと
◇連続インタビュー一覧◇
12月24日 ⑨金丸健司外野手 ⑩中村瑠斗内野手
12月25日 ⑪向髙滉人投手 ⑫秋元俊太外野手
12月26日 ⑬政所蒼太捕手 ⑭鈴木二知佳捕手
12月27日 ⑮花田旭外野手 ⑯吉田元内野手
12月28日 ⑰池田彪我内野手 ⑱島田舜也投手
12月29日 ⑲柿本晟弥投手 ⑳佐伯成優投手
12月30日 ㉑一條力真投手 ㉒岩崎峻典投手
12月31日 ㉓岸新太郎主務 ㉔嶋村知浩主将
PHOTO＝一ノ瀬志織、山本華子、福田和奏
