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2024.12.24
硬式野球

[硬式野球]一部昇格記念!「東洋大戦士の挑戦と成功の物語」~12日間連続、総勢24名の豪華インタビュー~⑨金丸健司外野手

『覚悟~奪還~』という強いスローガンをもとに、2部優勝、そして悲願の一部昇格を決めた東洋大の戦士たち。最後まで諦めない姿勢で挑戦を続け、東都の頂点への切符を掴んだ。彼らはどのようにして試練を乗り越え、一部昇格という栄光を手にしたのか、その裏側に迫ります。14日間にわたり総勢24名の豪華インタビューをお届けする。



5日目、1人目は金丸健司(営2=上尾)外野手。入れ替え戦では打率5割と1部復帰に大きく貢献した彼に、今季の振り返りと今後の意気込みを語ってもらった。(取材日・12月4日、聞き手=髙梨美遼)


ーー秋季リーグ、チームを振り返って

まず、1部に戻れたことが1番良かったかなと思います。


ーー個人としての振り返り

今季が初めてスタメンで出たり、試合に出たりしたので、その中で自分の役割だったり、チームにしっかり貢献することだったりができたのは良かったかなと思います。


――今季、どんなテーマや目標で臨んだか

リーグ戦は初めてということで緊張もするし、東洋のファンも多いので、その人達の分も背負うんじゃないですけど、しっかり考えながら自分らしくやっていこうかなと思っていました。


ーーそのテーマを踏まえたうえで、どうだったか

元気よく、明るくプレーできたのはチームにとってもいいことだったんじゃないかなと思っています。


ーー一番印象に残っている試合

優勝を決めた駒澤戦かなと思っています。


ーー駒澤大学との最終戦。9回に池田選手(営3=三重)と花田選手(総3=大阪桐蔭)のアベックホームランで同点に追いついた時、そして11回に花田選手のサヨナラヒットで2部優勝が決まった時のそれぞれの心境は

アベックホームランがでた時は、正直負けそうな感じだったんですけど、3年生はやってくれるってベンチで信じていたので、その時はうれし泣きするぐらいうれしかったです。花田さんが決めてくれた時は、花田さんとは仲良くさせてもらったり、バッティングも色々教わっている部分もあったので、そこは信じて、打ってくれるだろうっていう気持ちで見ていましたし、めちゃくちゃ嬉しかったです。


ーー入れ替え戦までの約3週間をどう過ごしたか

本当に東農大には勝ちたいって思っていたので、バットを振り込んで、このチームで誰よりもバットを振ってきた自信はあったので、やっぱりバット振ることと、良い状態でいけるように睡眠をしっかりとることを意識して過ごしていました。


ーー去年の秋、悔しい思いをした入れ替え戦。どんな思いで挑んだか

去年の入れ替え戦はずっとスタンドで応援するだけだったので、チームには何も、応援しか貢献することができなかったんですけど、スタンドにいても悔しい思いはあったので、この秋はしっかり取り返してやろうっていう気持ちでした。


ーー1部昇格を決めた際の心境は

4年生がすごく良い人たちで、その人たちを最後1部に上げてってみんなで話していたので、最後全員で勝つことができて本当にうれしかったです。


ーー入れ替え戦を振り返って

1番DHという形で2試合出させていただいて、結果は出たんですけど、春1部に上がるということでまたレベルが一回りも二回りも上がると思うので、この入れ替え戦は忘れて1から頑張っていこうかなと思っています。


ーーリーグ戦後半から一番打者としてスタメンに定着し、リーグ戦は打率2割9分、入れ替え戦では打率5割と好調をキープしていた。その好調の要因は

練習量かなと思っています。誰よりもバットを振り込んで、それを自信に変えて、球場に立ったらやるしかないっていう気持ちでずっと思ってて、その努力してきたっていうのをしっかり出せて良かったなと思います。


ーー入れ替え戦の1日目。1点先制された後、フェンス直撃のタイムリースリーベースを打ち同点に追いついた。どんな気持ちで打席に立った?また、打った時の気持ちは? 

打席に立った時は、何も考えてないというか、同点に追いつきたいとも思っていなかったというか。本当に無心で打席に入って、ただ来た球をしっかり捉えて、練習でやってきたことを出そうっていうことだけを考えて入ったので、同点にしたいというか、打ちたいという気持ちは特になかったです。

打った時は、ホームランいったかなと思ったんですけど、ちょっとパワー不足だったなと思って。でも同点に追いつけたので良かったなと思います。


ーー今季全ての試合を終えて得た収穫と課題

まず試合に出れてヒットを打てたことはすごく収穫で、その中でも大事なところで打てたので、そこは自信を持って春の1部でも頑張っていきたいと思います。課題はずっとDHだったので守備と、体力面をもう少し上げていかないとなと思いました。


ーー春季リーグに向けて冬に取り組みたいこと

体力をしっかり作っていくことと、下半身を鍛えて、体力面で絶対に負けないことだったり、気持ちを強くして春の1部のリーグを戦っていきたいなと思います。


ーー最後に今後への意気込み

前回1部に上がってすぐ落ちてしまったので、まずは1部残留、そこから1部優勝っていう目標をしっかり持って、このリーグ戦通り元気にやっていきたいと思っています。



♢プロフィール♢

金丸健司(かなまる・けんじ)

生年月日/2004・7・6

身長・体重/174㌢・77㌔

マイブーム/音楽を聴くこと

試合前のルーティーン/音楽を聴きながら外周を2周すること


◇連続インタビュー一覧◇


12月20日    ①髙中一樹内野手 ②山内教輔外野手

12月21日    ③大坪廉投手 ④桝川颯太投手

12月22日    ⑤山田隼外野手 ⑥前髙翔太内野手

12月23日    ⑦馬場涼輔内野手 ⑧冨安海来外野手

12月24日    ⑨金丸健司外野手 ⑩中村瑠斗内野手

12月25日    ⑪向髙滉人投手 ⑫秋元俊太外野手

12月26日    ⑬政所蒼太捕手 ⑭鈴木二知佳捕手

12月27日    ⑮花田旭外野手 ⑯吉田元内野手

12月28日    ⑰池田彪我内野手 ⑱島田舜也投手

12月29日    ⑲柿本晟弥投手 ⑳佐伯成優投手

12月30日    ㉑一條力真投手 ㉒岩崎峻典投手

12月31日    ㉓岸新太郎主務 ㉔嶋村知浩主将


PHOTO=一ノ瀬志織、山本華子、福田和奏