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春季リーグ戦では勝ち点５つを奪い、完全制覇を果たすも日本一奪還には及ばなかった。その雪辱を果たすべく迎える秋季リーグ戦に向け、オープン戦を重ねること13試合。日本一へ再度挑むべく、戦国東都を戦う選手たちの熱い思いを12日間にわたりお届けする。
第11日目は鋭いスイングから放たれる痛烈な打球が売りの副将、小峰聡志（営４＝帝京）。主に２番で起用されたオープン戦を振り返り、最後のリーグ戦での活躍を誓った。（取材日・８月27日、聞き手＝齋藤洋）
ーーまず、今の調子はいかがですか
オープン戦通して、出だしは良かったけれど、それから落ち気味でした。でも今は戻って、ぼちぼち打ってる感じですね。自分の中でこれといったいい感覚は得られていないです。まだ試行錯誤の途中。リーグ戦に間に合えばといった感じ。
ーーバロメーターの右方向への当たりは出ていますか
ヒット自体は右方向には出てないけど、練習では必ず右方向からやっています。やっぱり右方向に打つのは大事ですね。
ーー大阪遠征で社会人の投手と対戦した感想を
小さい変化球が多いです。それが厄介。右投手のインコースからのカットボールが嫌でした。一つ上のステージでやるにはそれにも対応できないといけないなと。全日本で対戦した、森下（明大）のカットボールは本当に厄介でした。
ーー何か変えたことはありますか
今までは来た球を振っていたけど、狙い球を絞るようになりました。これは大きな変化だと思いますね。上のステージも見据えてという感じです。いいこととしては、絞った狙い球が来た時にしっかり自分のスイングで打てることです。
ーー体づくりの調子は
秋は82kgあって、いい体でしたけど、夏で80kgに落ちてしまいました。自分は３食じゃ足りないのでそれ以上食べてます。
ーーリーグ戦チーム初本塁打、今回も狙いますか
打ちたいですね。けれど、長打はヒットの延長と考えています。狙わずに、芯に当たってくれればホームランも打てるかな。
ーー２番で起用されていますが
ほんとに嫌いです。チームのために送りバントをしたり、後ろがクリーンアップだからチャンスを広げたり。いろいろ考えて、できることをしなければいけない。今までは６番とか７番だったので自分の打撃をすれば良かったんです。バントが多いので、磨いてます。元から得意ですけどね。無死一塁はほぼバントです。今流行りの、強打者の２番になりたいというよりは、自分のできることをしっかり、という意識でやっています。
ーー副将として、外野から見てチームの様子はどうですか
村上（総３＝智弁学園）の時は安心してる感じですけど、他の投手の時は話し合って、守備位置を変えています。やっぱり村上じゃない投手の時にどうリズムを作って打撃に生かすかが大事だと思います。春もあまり点は取れていないので、秋は打者で勝ちたいです。ずっとこう言ってるんですけど、相手の投手も良くてなかなかうまくいかないんです。研究して対策して、なんとかしたいですね。
ーー期待している選手はいますか
松本（営１＝龍谷大平安）です。春は足を生かして活躍してくれた。内野安打や、粘り打ちで出塁してかき回してくれた。その後ろを打つわけですが、自分はできることをやるだけです。
ーー最後のリーグ戦ですが、３年半を振り返ってみてください
１、２年は雑用が多かったですね。今こうやってメンバーでやれてることが本当に幸せです。試合に出るために頑張ってきましたから。今までのリーグ戦は、調子を落として代えられたりもしたので、今回はずっと試合に出ていたいです。
ーーご自身の目標は
ベストナインです。タイトルが欲しいですね。数字としては、３割は打ちたいと思っています。でも、３割打つって難しいなと。首位打者取る人は４割ぐらい打つじゃないですか。本当にすごいです。ホームランは最低２本は打ちたいですね。
ーー改めて、チーム目標をお願いします
日本一です。打てない時も、どうすれば点が取れるか考えてやれたら。ランナー三塁なら内野ゴロでも１点ですから。それを全員で徹底できれば勝てると思います。できることをする感じですね。
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