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昨季、１部昇格を目標に掲げ一年間を戦い抜いた東洋大ナイン。しかし、春秋ともに目標叶わず悔しい思いをした。監督が変わり新体制となった2023年は、個々の力だけでなくチームプレーにも磨きをかける。１部昇格という目標に向け、冬を越え大きくなった彼らの声をお届けする。
第４日目は島田舜也（総２＝木更津総合）投手と花田旭（総２＝大阪桐蔭）外野手。
１人目は１年春からマウンドに立ち、様々な経験を積んできた期待の右腕、島田舜也投手（総２＝木更津総合）。今季も圧倒的な投球が期待されている右腕は、二年目となる今季をどのように見据えているのか。その思いを語ってもらった。（取材日3月31日・聞き手＝成吉葵）
――ここまでのオープン戦を振り返っていかがですか
少し体調を崩してしまって投げた回数自体は多くないですが、投げた試合ではしっかり抑えることができているので悪くはないです。
――現在、体調や状態はいかがですか
もう体調も大丈夫ですし、投げていく中で状態も上がってきたのかなと思います。
――冬のインタビューで、オフに体を大きくすることと投球技術やマウンドさばきなど技術的な面に取り組みたいとおっしゃっていましたが
はい、この目標通りに取り組みました。去年投げてきた中で足りないと思った部分でもあったので、この目標はぶれてないです。
――オープン戦であったり練習で投げた中で意識していることはありますか
今までは自分の投げるフォームに対して重く考えることはなかったんですけど、今春は体の動作であったり、メカニック含めて勉強して少し自分を見つめ直しました。
――冬を越えて変わったと感じたり、手ごたえは何かありますか
球に体重を乗せるって表現があってるかわからないですけど、球を重くでき始めたのかなって思います。
――２年生となり後輩ができますが、何か自分の中で変化はありますか
今までは一年生という立場で先輩たちに完全についていく側だったんですけど、今度は自分たちにも後輩ができるということで抜かされないように選手としての結果はもちろん、人としても見本にならなければいけないと思います。
――2年目になる中でチームにとってどんな存在になりたいですか
チームの中心選手となってチームの勝利に貢献できる選手、とにかく中心選手という自覚をもっていきたいです
――新体制となったチームはいかがですか
互いに良いところだけでなく悪いところも言い合えて、いい感じだと思います。
キャプテンの水谷さん（営４＝龍谷大平安）がとても声を大事にしていて、投手陣の練習でも細野さん（総４＝東亜学園）を中心にまとまっています。
――今季の自分のここを見てほしいポイント
去年より重要な場面で投げたいですし、そこで投げた時にしっかり抑えるので０点でマウンドを降りるところですかね
――個人的な目標を教えてください
一戦必勝、１部昇格というチームの目標を達成するためにチームの勝利に貢献することです。それ以外はないです。
――最後に意気込みをお願いします
昨年春も秋も悔しい思いして、今年はやってやるぞって思いで冬を越えました。今年こそはって気持ちでいます。悔しさが残らないように頑張ります。
◇プロフィール◇
島田舜也（しまだ・しゅんや）
生年月日／2003・４・30
身長・体重／184㌢・84㌔
年末年始の思い出／家族や地元の友人会ってご飯に行ったり出かけたりしたこと
マイブーム／今は、、、ないけど健康に気を付けてます。
目標・理想の選手／特にいないんですけど、すごいなって選手は大谷翔平選手です
２人目は一年生ながら秋季リーグでクリーンナップを任され、ベストナインを獲得。将来の主軸として期待される花田旭（総２＝大阪桐蔭）外野手。昨冬のインタビューで悔しさを口にした彼は、今季にどのような思いで臨むのか。（取材日3月31日、聞き手＝成吉葵）
――ここまでのオープン戦を振り返っていかがですか
怪我と手術で出遅れてしまって満足いく結果は出ていないです。残り４日で仕上げられる所まで仕上げて、リーグ戦の中でも上げていきたいです。
――現在の調子はいかがですか
肘の手術をして、リハビリが終わったわけではないですけど、バッティングに関してはかなり感覚が戻ってきて、実戦も問題ないです。
――昨年秋から指名打者としてスタメン定着をしましたが、今季狙うものはありますか
スタメンで出たいって気持ちはもちろんあるんですけど、去年秋だけですけど経験しているので、それを活かしてチームの勝利に貢献することが一番だと思っています。
――出た試合の中でオープン戦での収穫などはありますか
長打が出てきたというか、来た球に対して鋭いスイングができているのかなって思います。
――昨冬でも長打に関して意識していたり、振り返りでも反省を口にされていました
打ったとしても単打ばっかりで満足いってなくて、長打を増やす中で振り負けないことが一番大事なのでそこを意識していました。
――今季、１番打者として起用されているとも伺いました。先輩の加藤響選手もオープン戦で１番を務めていますが、なにかこだわりはありますか
打順にこだわりとかなくて、任された場面でしっかり打つことを意識してます。けど、一番バッターならチームを勢いづけられる存在になれますし、一番で打席が回ってくるので自分がチームを勝たせるとか考えも浮かびます。そういう意味では少し意識しているかもしれないです。
――新体制についていかがですか
選手同士で話し合う機会は増えました。練習だけじゃなくて寮でも話すこともありますし、水谷さんが引っ張ってくれるのでとてもまとまっています。
――先輩という立場にもなります。その点の心境はいかがですか
良くも悪くもあんまないですかね(笑) けど、後輩ができるので様々な面で手本になりたいと思います。
――今季の個人的な目標を教えてください
首位打者のタイトルとベストナインです。打撃タイトルを取れれば、ベストナインは手繰り寄せられると思いますし、打撃タイトルの方がチームにとって貢献できた証になるので。
――最後に意気込みをお願いします
いよいよだなって気持ちが今は強いですが、四年生と秋には神宮でやりたいですし、去年は春も秋も悔しい思いをしたので、もう上がる気しかないです。応援よろしくお願いします。
◇プロフィール◇
花田旭（はなだ・あさひ）
生年月日／2003・４・23
身長・体重／187㌢・84㌔
年末年始の思い出／高校時代のチームメイトと食事に行った
マイブーム／最近とにかく寝てる気がします
理想の選手／鈴木誠也選手の動画はよく見てます
♢連続インタビュー♢
