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2019.04.04
硬式野球

[硬式野球]開幕直前7日間連続インタビュー〜「奪還」東都制覇とその先へ〜第4日目 村上頌樹

各大学主力選手が抜け、混戦が予想されるリーグ戦。チームとして20度目のリーグ制覇を目前とし、選手たちは何を語るのか。全7日間スポーツ東洋独占インタビューでお届けする。





第4日目は村上頌樹選手。第88回選抜高校野球大会で全5試合を投げ抜き、優勝投手に輝いてから3年。大学1年春には新人賞も受賞し、昨年は2学年上の豪華投手陣と共にベンチ入り。3年生となる今年は大車輪の活躍が期待される右腕に、今季への思いを伺った。(取材日・3月16日、聞き手=川口朋珠)


--これまでのオープン戦を戦ってきて調子はいかがですか

徐々に調子も上がってきて、いい感じにきています。


--日本通運戦では4回7奪三振の好投でした

社会人相手にも空振りをとれたというのは、自信につながったので良かったと思います。



――他のピッチャー陣は
山下雅(営4=東邦)さんも調子あがってきて良いし、野木(営4=九州国際大付)さんもコントロール良くて。有馬(法3=東洋大牛久)、神田(営3=大商大堺)もめちゃめちゃ良いです。1年生もとても良いので、負けてられないです。



--昨年のあのピッチャー陣の背中はどう見ていましたか

良いピッチャーたちがいて、そこで自分もベンチに入らせてもらったので良いところは盗もうと思って見ていました。自分が全然駄目なときにバッターに対する気持ちの持ち方とか、精神力とか気持ちの問題を教えてもらいました。自分が逃げたピッチングをしていたので、「真ん中投げときゃ良いやろ」って。「自分を奮い立たせて投げろ」、みたいなことを甲斐野(平成30年度営卒=福岡ソフトバンク)さんとかに言われました。



--今年の東都で意識するバッターは

同じ学年のバッターですね。意識して投げてますね。


――智弁学園から2人の1年生が入ってきましたが村上選手から見てどんな子ですか
仁太郎(小口・法1=智弁学園)は明るくて面白いですね。左向(営1=智弁学園)はちょっと暗いですけど、真面目。野球的に言ったら、左向は足が速くてかき回してくれる。小口はキャッチャーとして、自分が高校のときに受けてもらっていたやつにちょっと似ているところがあります。



――練習のブルペンで意識していることはありますか
球の速さより伸びた球をどれだけ続けられるか。キャッチボールからフォームを意識して、下半身から上半身に力が伝わるようにやっています。



――今季、どんなピッチャーになりたいですか
勝てるピッチャー。どんなに打たれても、どんなに調子が悪くても良くても勝てるピッチャーになりたいです。



――数字でいうと目標はありますか
防御率は0点台にもっていきたい。6勝くらいしたいです。



――最後に、今季の意気込みを教えてください
ピッチャーとして、去年あんなに良いピッチャーが6人も抜けて、残っているのが少ないですけどその中でどれだけピッチャー陣が踏ん張って勝ちにいけるか。それがチームが優勝するためにあると思います。ピッチャー陣がしっかり踏ん張っていけるように、自分も頑張っていきたいと思います。





◇村上頌樹(むらかみ・しょうき)

学部・学年・出身校/総合情報学部・3年・智弁学園

身長・体重/174㌢・75㌔

生年月日/1998・6・25

好きな食べ物/海鮮

帰省したらやること/弟とキャッチボール

最近見たドラマ/『3年A組-今から皆さんは、人質です-』




◆開幕前インタビュー・一覧◆

第1日目:佐藤都志也〜「最高の結果を」。主将が語る春の意気込み〜

第2日目:津田翔希〜個人成績よりも優勝。学生野球ラストシーズンへ〜 

第3日目:小川翔平〜「チームを引っ張っていきたい」。玉座奪還への思い〜

4月5日:小峰聡志

4月6日:酒巻翔

4月7日:杉本泰彦監督