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2021.12.15
硬式野球

[硬式野球] 〜実力を知った秋、1部目指して正念場の冬へ〜 13日間連続インタビュー第8日目・松本渉外野手

活動停止という異例の夏を乗り越え、1部昇格という目標を失いながらも臨んだ秋季リーグ戦。万全の態勢ではない中、全勝を目標に掲げた東洋ナインだったが2部3位と悔しさを味わうこととなった。彼らは地固めといえる今季をどう捉え、1部昇格を目指す来季に向けて何を得たのだろうか。13日間にわたって彼らの思いをお伝えする。 


(写真提供:東都ベースボールWeb)


第8日目は主に指名打者として2部での戦いを支えた松本渉(営3=龍谷大平安)外野手。攻撃の要だけでなく、チーム全体の柱としての役割が求められる新副主将が、ラストイヤーに入る来季へ向けて覚悟を見せた。(取材日・11月27日、聞き手=青木智哉)


――秋季リーグ戦を振り返っていかがでしたか

自分がやろうと思っていたことが、できなかったシーズンでした。


――そのやりたかったこととはどのようなことですか

インコースを打つことがずっと課題で、いろいろと自分の中で策をもってリーグ戦に挑んだんですけど、練習試合もコロナ明けで一試合しかできず、リーグ戦でぶっつけ本番という形だったので、あまりうまくいかなかったという風に思います。


――その課題というのは、もともとあった課題ですか

そうですね。2年の秋からちょっと打てなくなってきた感じがあったので、去年の秋からずっとインコース打つことは→が課題でしたね。


――昨季の反省点をふまえて、変えたことはありますか

今年の春季リーグ戦、ちょっと長打を打ちたいというところで、バットを振りすぎていた感じがあって。そこでリーグ戦が終わって、入替戦は軽く振るじゃないですけど、ミート中心のバッティングに切り替えて挑んだんです。そこで自分の中ではよかったというか、手応えを感じたので、秋もその形でいこうと思っていました。でも、入替戦でただ1試合よくても、それが秋のリーグ戦につながるかというと、そうではないところもあるので。練習試合でいろいろと試せなかったということはあるんですけど、秋は入替戦と同じようにミート中心でいった結果、バットをあまり強く振れず、結果も出なかった感じだと思います。


――指名打者として、どのような気持ちで打席に入っていましたか

守備から帰ってくるというリズムがなかったので、ベンチで自分の準備もしながら、イニング間はしっかりダッシュをして、身体がなまらないようにということは心がけてやっていましたね。


――準備で特に意識したことはありますか

バス移動とかは神宮のときより長くなったりするんで、そこで自分の身体と相談しながら、疲れているときには多めにアップしたり、ちょっと動きが悪いと思うときには、全体のアップが始まる前に個人のアップをする時間があるので、そのときにしっかり身体を動かすことを意識していました。


――シーズンの初得点となった初戦(拓大1回戦)のヒットはいかがでしたか

1打席目に三振してしまったので、2打席目はなるべく追い込まれるまいというか、(相手が)いいピッチャーでもあったんで、初球からしっかり振っていこうという意識で打席に入りました。その結果、ちょっと詰まってはいたんですけど、そういう意識があったので、結果的にヒットになったのかなと思います。


――最初の試合ではよい感覚があったのですか

そうですね。でも、三振の仕方もあまりよくなかったので、ちょっと春と同じ匂いじゃないですけど、あまりいい感じではないという風には思いました。


――今シーズンを通しての収穫と課題は何ですか

収穫という部分では、上尾の2試合目(東農大2回戦)のセンターフライです。1アウト3塁から代打で出て、犠牲フライ打ったんですけど、そのときのボールの待ち方というか、その前の試合からイメージを変えたんですけど、その待ち方がちょっとよかったのかなという風に思います。その次の週の神宮の試合も、内容もその前の週と比べてよくなってきていたので、ボールの待ち方というか、感覚というところは収穫で、よかったかなという風に思います。一方、来年の春に向けての課題は、インコースを攻められたときに、そこを読んで打つのか、反応で打つのか、あとは逃げるのかというところだと思います。

 

――今季の野手陣の関係や雰囲気はいかがでしたか

自分も守っているときはベンチにいて、よく見えるので、気になったところは声をかけるようにはしてました。



――初めて2部を経験してみていかがでしたか

やはり東都は神宮でやらないと意味がないと思うので。決して2部のレベルが低いというわけではないんですけど、1シーズンでも早く1部に上がりたいという風には思いました。


――相手チームは対戦してみていかがでしたか

入替戦がなかったということもあると思うんですけど、やっぱり1部にいるチームの方が、負けたくないという気持ちが相手も強いかなという風には感じましたね。


――1部昇格という目標がない中、どのような気持ちでしたか

チームとしては1部から落ちてきて初めてのシーズンで、来年の春に向けて、いい印象を与えるというか、東洋はやっぱり強いなと思わせるように、優勝を目指してやっていましたね。個人的なモチベーションというのは、やはり入替戦がなくても自分の結果が出せれば、注目してもらえると思うので。この先の野球人生にもつながると思うので、そういった面では自分もしっかり結果を出そうと思っていました。


――4年生についての思い出やメッセージはありますか

自分が入学してから3年間、自分も1年のときから試合に出させてもらって、すごい長い付き合いだったので、ちょっと寂しさはあるんですけど、いいところも悪いところも先輩たちにはあったと思うので。上の学年を見て勉強したところもたくさんあるので、そういったところを生かして、自分たちの代のチームに生かしていけたらという風に思います。


――新チームの印象や雰囲気はいかがですか

去年は佐々木(営4=帝京)さんがキャプテンで中心にチームを引っ張っていたんですけど、副キャプテンとか試合に出ている4年生がちょっと他人任せじゃないですけど、そういう感じがあったと思うので、自分たちは、主に試合に出ている3年が自分と小口(法3=智辯学園)と矢吹(総3=聖光学院)の3人なんで、そこまで多くはないですけど、しっかりその3人でチームが勝つためにアイディアを出したり、指示を出したりしているので、リーダーがちょっと多いというか、そういったところは去年とちょっと違うかなという風に感じています。


――個人的に目指すところはどこでしょう

自分が1番を打っているので、自分が塁に出れば、得点力も上がると思うので。まずは首位打者を取らなければいけない立場ではあると思うんですけど、最低でも3割は打ちたいと思っています。


――これから冬の期間、どのような取り組みをしていきたいですか

今年も、体重増量と筋肉増量、身体を強くするために体幹トレーニングをしようと思っています。


――春に向けた意気込みをお願いします

来年、硬式野球部が創部100周年になるので、そこで東洋が2部にいるわけにもいかないので、まず2部で12連勝ですかね。完全優勝して1部に上がって、秋1部で優勝して、明治神宮大会で優勝できるように頑張りたいと思います。


 

◇プロフィール◇

松本渉(まつもと・しょう)

生年月日/2000・7・27

身長・体重/167㌢・65㌔

血液型/A型

今シーズンの点数/10点くらい

今季リーグ戦で印象的なシーン/2部での初戦で負けたこと

自分自身のMVPの瞬間/最終戦でヒットが出た後に逆転した場面

チーム内のMVP/矢吹栄希



※感染症拡大予防のため、オンラインでの取材をもとに作成しています。


◇連続インタビュー一覧◇

第1日目:杉本泰彦監督

第2日目:一條力真投手

第3日目:加藤響内野手

第4日目:石上泰輝内野手

第5日目:細野晴希投手

第6日目:後藤聖基捕手

第7日目:渡邊友哉投手

12月16日:矢吹栄希外野手

12月17日:羽田野温生投手

12月18日:小口仁太郎内野手

12月19日:木村翔大内野手

12月20日:佐々木俊輔外野手