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新チーム発足後のオープン戦では大敗からスタート。「今年は弱い」「4年生が抜けた穴がでかい」「2部もあるんじゃないか」そう言われ続け迎えたリーグ戦では勝ち点5を勝ち取り、見事優勝を奪還した。全日本大学野球選手権大会で熱い戦いを見せる戦士をスポトウ独自の選手名鑑で紹介する。第4日目は正捕手として扇の要に座り、今季ベストナインを受賞した主将・佐藤都志也(法4=聖光学院)捕手。
主将で4番、正捕手とチームの要となった
今季成績:61打席 49打数 15安打 1HR 3打点 打率.306
獲得タイトル:ベストナイン(12票・3度目※一塁手で2度)
春季オープン戦では得点の好機で併殺打に終わることもあり「打てない。全然駄目」と話していた佐藤都。リーグ戦序盤もなかなか調子が上がらなかった。しかし駒大2回戦では二塁打を1試合に3本放ったり、立正大2回戦では2点本塁打を打ったりと徐々に調子をあげていった。
正捕手としては2年目になり杉本監督は「ナイスガイじゃなくなってきた」、「学生らしくないリードになってきた」と、捕手としての成長を認める。今季4冠に輝いた村上(総3=智弁学園)も「逆をついたり大人の配球になってきた」と話す。1試合で3回盗塁阻止に成功する試合が2試合ほどあり強肩も見せた。また、今季は3盗塁もマーク。強みである50m5秒88の脚力も見せた。全日本大学野球選手権大会では2年時、3年時共に無安打に終わっている佐藤都。ラストイヤーは全国大会での活躍にも期待がかかる。
〜記者のメモ:いつでも半袖〜
佐藤都選手といえばどんなに寒い日でも半袖で試合に臨む姿が印象的です。以前その理由をうかがったところ「気合が入るのでリーグ戦はいつも半袖でいっています」とおっしゃっていました。昨秋の最終戦や、今春の降雨ノーゲームとなった中大との初戦は吐く息が白くなるような寒い日でしたが、佐藤都選手は半袖。そんな熱い主将にも注目してみてください。
※原樹理選手(平成27年度営卒=東京ヤクルト)の過去のインタビュー記事「特集 8日連続独占インタビュー~昇格の舞台裏 最終日 原樹理」にも半袖についてのお話があります。半袖つながりでこちらもぜひご一読ください。
◇選手名鑑一覧◇
5月29日:6番(遊)小川翔平
5月30日:7番(一)諏訪賢吉
5月31日:8番(二)津田翔希
6月1日:9番(三)木村翔大
6月2日:投手・村上頌樹
TEXT/PHOTO=川口朋珠