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聖地神宮で再び戦うことを目標に“一戦必勝”のスローガンのもと戦い続けた東洋大の戦士たち。戦い抜いた先に待っていたのは5季ぶりの1部昇格という最高の結果だった。自分たちの力で勝利をつかみ取り、目標を達成した今季を振り返った時、選手たちは何を語るのか。どのような思いで戦っていたのか。激闘の半年を振り返ってもらう。
第7日目は、最上級生としてチームを支え、引っ張ってきた宮本涼太外野手(総4=大阪桐蔭)。「多くのものを感じた」この春を振り返るとともに、同級生や後輩たちへの思いを語った。(聞き手=一ノ瀬志織)
ーー今季を振り返って
自分自身初めて1シーズンちゃんと出て出たことによって感じるものも多くありました。打率も2割5分くらいしか打てなかったので、長いリーグ戦での結果の出し方であったり、気持ちの持ちようであったりを学べたのでよかったなと思います。
ーー今季リーグ戦で一番印象に残る試合は
拓殖戦の優勝がかかった2戦目の負けた試合なんですけど、負けてからの次の日3戦目の時に皆んなで一つになって戦えたので、そこは一番印象に残ってます。
ーー今季今までの個人の振り返り
守備は外野なんで特に無いんですけど、バッティングで5番ってところを打たせてもらってチャンスで打てなかった時もあったので、秋はなんとか打てるようにしたいです。入替戦だったり大事な試合であんまり打ってなかったので、優勝決定だったり大事なところで打てるように練習していきたいです。
ーーチャンスで打席がまわってくることも多かったが、バッターボックスに入る時の心境は
打席入る時はあんま考えないタイプなので、打席入るまでのベンチだったりネクストで考えることは全部終わって、打席まで入ったらもう信じるだけ。無心でボールを待ってます。
ーー入替戦までの過ごし方
もう一回体を作り上げたかったので、ウエイトトレーニングに力を入れたのと、打ちこみやティーをやったり、短い期間ではあったんですけどリーグ戦で出た課題を取り組みました。
ーー入替戦の試合を振り返って
特に自分は何もできてなかったんですけど、でも皆んなが頑張ってくれて勝てたので一番嬉しいですし、去年サヨナラ負けで2部に残ってしまったのでその先輩たちの分もやり返せてよかったです。
ーー神宮球場はいかがでしたか
最高でした。
ーーたくさんの応援、たくさん観客をみて
あんなに人が入ったの高校野球ぶりなので、ちょっと緊張というか、体が浮いたような感じはしました。普段から結構緊張するタイプだけど、1打席立てば緊張解けるので。1打席立つまでは皆んなには緊張してないふりしてますけど、めちゃめちゃ緊張してます。
ーー1部昇格について
戻れてよかったなって。ラスト1シーズンを1部でやりたかったので、とりあえず安心してます。
ーー課題と収穫
主にバッティングなんですけど、試合の中でどうしていったら結果出るのか、どうなったら悪い結果になるのかってことが結構分かったので、これからの野球人生につないでいけるような春にできたかなと思いました。
ーー夏に取り組みたいこと
とりあえずはもう一回、体を大きくじゃないですけど、強くしてウエイトトレーニングを頑張って、バッティングは逆方向。引っ張り方向はいつでも打てるって自信があるので、逆方向に打てるように今は取り組んでます。
ーー四年目のこの春はどうだったか
ラスト1年しかないので、皆んな大好きな四年生ですし、この皆んなと1部上がりたいなと思ってやっていたので、上がれて良かった。次優勝したら明治神宮大会があるのでこの四年生と、まあ下級生も大事ですけど、自分の学年が一番好きなのでその皆んなと優勝したいと思います。
ーー学年で仲が良いんですね
良いんじゃないですか。僕は仲いいと思ってます。皆んないい人なんで。
ーー最後の今年は今までとは違いますか
一、二年のときは大学野球やってるなーって感じだったんですけど、三、四年ってなったら責任感とかも出てくるので、それは四年生になって試合に出てる人も多いのでより深まったというか良いチームできたなって。残った人で頑張って、やめた人も入替戦の応援きてくれてたんで良い四年生だな良い学年だなって思いました。
ーーチーム全体で共有していたこと
元気、明るさを大切にしてて、水谷(営4=龍谷大学平安)中心にいい声出てたと思うんで。負けてる時にいかに声出せるかがずっと課題だったんで。そこは水谷が頑張ってくれたので感謝しかないです。
ーーこれから意識していきたいこと
チームとしては、今はそんなに上下関係とか無いので自由に出来てると思うので、その自由にできる中をじゃれあうんじゃなくて、その中にも「しまり」をしっかり持って、チームをしめて仲良しこよしにならないように、なんとか良い形で終えて、また来年の下の代の子たちも頑張ってほしいなと思います。
ーー今のチームについて
チームワークは良いと思います。1部もそんな簡単に勝てるような相手じゃないので負けてる時こそ元気にできるようなチームしていきたいなって思います。
ーー打線においての自分の役割
主に5番を打ったんですけど、そんな長打が打てるようなバッターでは無いと自分地震では思ってるので、つなぐ意識常に後ろに良いバッターいっぱい居るので次に次にって言う、あんまり自分が決めようと思ったらなかなか打てなかったので逆に後ろにまわそうって意識で自分は良いバッティングができたので、秋でもそれをしていきたいなって思ってます。
◻︎プロフィール◻︎
宮本涼太(みやもと・りょうた)
生年月日/2001・4・26
身長・体重/172㌢・85㌔
好きな食べ物/アイス
期待している後輩/佐久間(済3=千葉黎明)、馬込(法3=桐光学園)、秋元(済2=木更津総合)
2023年前半の思い出/1部昇格できたこと
ココを見てほしい!/ 全力プレーで野球を楽しんでいるところ
♢13日間連続インタビュー♢
第8日 花田旭 外野手
第9日 加藤響 内野手
第10日 一條力真 投手
第11日 石上祐介 投手
第12日 後藤聖基 捕手
第13日 水谷祥平 主将
♢特別企画♢
1. 特別対談・馬込吉田の一塁手争い
2.1部の舞台へ!水谷祥平主将特別インタビュー
♢インタビュー♢
宮下朝陽 内野手
細野晴希 投手