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聖地神宮で再び戦うことを目標に“一戦必勝”のスローガンのもと戦い続けた東洋大の戦士たち。戦い抜いた先に待っていたのは5季ぶりの1部昇格という最高の結果だった。自分たちの力で勝利をつかみ取り、目標を達成した今季を振り返った時、選手たちは何を語るのか。どのような思いで戦っていたのか。激闘の半年を振り返ってもらう。
第10日目は、2部優勝の胴上げ投手となった一條力真(総3=常総学院)投手。体調不良で出遅れたものの「来週には新たな力が帰ってきますよ」と井上監督から大きな期待をされた今季を終えて、一條は何を思うのか。どのように来季を見据えるのか。心の内を語ってもらった。(聞き手=成吉葵)
ーー今季を終えていかがですか
体調不良で出遅れてしまったんですけど、しっかり復帰してリーグ戦で登板できたので良かったです。
ーー体調不良の間、不安や焦りなどはありましたか
いや、東洋にはいい投手たくさんいるのでそんなに気にしてないです。
ーー復帰登板での緊張は
投げる前は緊張がありました。けど、いざマウンド上がったら感覚とか自分の感じ方というのが戻ってきて大丈夫でした。
ーー少ないながら登板試合は全て無失点、その点については
意識的なことは何もなくて、経験だと思います。まぁ少ない登板数なので、もっと多くなった時が大事かなって思いますね。
ーー今季、三振をしっかり奪えていた
今季はフォークボールがよかったですね。指にしっかり絡むというか、抜けることは少なかったですね。
ーーフォークボールは自分にとって
ウイニングショットですかね。なきゃダメです。
ーー二部優勝時に登板した
雰囲気が違うっていうのは優勝が懸かっているのでわかってはいるんですけど、冷静に。特にそういうことは気にせず、任されたので投げたって感じです。
ーー抑えた瞬間
さすがにホッとしましたね。あと、後藤さんとか内野の人たちが笑顔で自分の方に来たので、「あ、抑えられてよかったな」って。
ーー乾コーチの影響は
体のバランスと走者を背負った時の気持ちの保ち方いう面ではアドバイスいただきました。
ーー「来週には新たな力が帰ってきますよ」と、監督から戦力として大きな期待をされている
それはうれしいです。期待されてる分しっかり投げなきゃいけないと思っています。
ーー以前、緩急をつけたいとおっしゃっていた
カーブを練習してるんですけど、あんまりうまくいかなくて。結局直球とフォークのツーピッチになっているので、何かしらの特技じゃないですけど、ほかに得意な球が欲しいとは思ってます。
ーー今季見つけた課題
長いイニング投げてないので、複数イニングを投げても変化球の変化量が落ちない、キレを生み出せるような体力とコントロールを身に付けないと思いました。
ーーそれは1部に昇格したからということですか
そうですね。やっぱり、昨年の入れ替え戦もですが1部は2部以上にそのような場面が求められるのかなって思います。
ーー入れ替え戦、登板はなかったがどのように見ていた
いつでも行けるように気持ちを持っていました。緊張感は違いましたね。
ーー夏のテーマはありますか
スタミナをつけるのと、出遅れないように体調管理をしっかりすることですね。
ーー最後に一言
ありがとうございました。秋、一部ではもう少し投げられるように頑張りますのでよろしくお願いします。
◇プロフィール◇
一條力真(いちじょう・りきま)
生年月日/2003・2・10
身長・体重/190㌢・89㌔
最近のエピソード/アレクサ買いました。流してって言ったら結構好きなメドレー的な感じで音楽流してくれます。
♢13日間連続インタビュー♢
第10日 一條力真 投手
第11日 石上祐介 投手
第12日 後藤聖基 捕手
第13日 水谷祥平 主将
♢特別企画♢
1. 特別対談・馬込吉田の一塁手争い
2.1部の舞台へ!水谷祥平主将特別インタビュー
♢インタビュー♢
宮下朝陽 内野手
細野晴希 投手