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各大学主力選手が抜け、混戦が予想されるリーグ戦。チームとして20度目のリーグ制覇を目前とし、選手たちは何を語るのか。全7日間スポーツ東洋独占インタビューでお届けする。
第5日目は小峰聡志外野手。津田(総4=浦和学院)、山下雅(営4=東邦)と共に副将として挑むラストイヤー。奪還へ向け、チーム状況や自身の状態について語る。(取材日・3月16日、聞き手=齋藤洋)
--ここまでオープン戦での調子はいかがですか
自分の中での感覚的には悪くないですね。練習での調子はいい。ただ、試合の中だと考えすぎてしまう。そこさえ直れば結果が出ると思います。
--開幕へ向けての調整で何か取り組んでいることは
逆方向に打つことです。流し打ちで修正して調子を上げるタイプなので。試合では右方向へのヒットが出てないんですよね。内角には反応できてますけど。この先のオープン戦で打席を積む中でどうにかしたいです。
--昨年秋のリーグ戦後に後ろの打球を追うことが苦手とおっしゃっていましたが
まだ少し不安ですが、飛んできたら追うだけです。練習はしているので以前よりは不安に思ってないです。苦手な分、ポジショニングで補おうとしています。捕手時代の経験を生かして、配球を見て動きますね。昨年は竹原(H30年度法卒=鷺宮製作所)さんに指示していただいてました。今は自分とライトの山田(総4=桐生第一)でセンターのポジショニングを見てます。竹原さんレベルまでは無理ですね。あの人はすごい。
--外野手のレギュラー争いが激しいですが
厳しい争いですね。自分は打てないとスタメンで使ってもらえないと思います。外野手は何かに特化していないと。自分は打撃ですね。
--高校の後輩の松澤投手(営1=帝京)が奮闘していますが
結構良いですよね。制球もまとまっているし。リーグ戦でも登板機会があると思います。渡邊(総1=報徳学園)も制球がいいので期待です。
--副将としてチームを見て、現在の状況はいかがですか
課題は点が取れていないことですね。簡単に追い込まれてしまったり、狙っているボールを打ち損じたり、四死球も少ないですね。チャンスを作れてもあと一本が出ない。そもそもみんな調子が良くない。誰かが打ちだせばみんな打ちだすとは思うんですけど。うちはそういうチームなので。
--チームとしてここだけは曲げたくない、ということはありますか
全力疾走です。打った後だとか、守備位置までの走りですね。野球人ならやるべきことをしっかりやりたい。これは杉本監督にも言われていることです。
--最後に、春季リーグ戦の目標をお願いします
チームとしては、日本一。個人目標は打率3割、3本塁打です。3年春に1本、秋に2本打ってるので、次は3本かなって。あとは3季連続のチーム初本塁打を打ちたいです。またチームを勢いづけたいですね。昨秋は遅くなってしまったから開幕カードで。
◇小峰聡志(こみね・さとし)
学部・学年・出身校/経営学部・4年・帝京
身長・体重/175㌢・80㌔
生年月日/1997・6・16
好きな食べ物/焼肉
好きな学食/パスタ。野球部に人気。
◆開幕前インタビュー・一覧◆
第1日目:佐藤都志也〜「最高の結果を」。主将が語る春の意気込み〜
第2日目:津田翔希〜個人成績よりも優勝。学生野球ラストシーズンへ〜
第3日目:小川翔平〜「チームを引っ張っていきたい」。玉座奪還への思い〜
第4日目:村上頌樹〜「勝てるピッチャーに」。投手の柱として挑む春〜
4月6日:酒巻翔
4月7日:杉本泰彦監督