[硬式野球] 〜異例の１年を乗り越え、強化の冬へ〜14日間連続インタビュー第９日目・山内響投手

2020.12.13

未曾有の事態により、異例のシーズンとして迎えた秋季リーグ戦。チームは開幕５連敗と苦しみながらも、後半戦では３勝２敗。最終戦を勝利で飾り、今年の戦いを終えた。度重なる苦境に立ち向かい、乗り越えてきた選手たちは何を語るのか。14日間にわたって彼らの思いをお届けする。

　第９日目は、中継ぎとして登板し幾度となくピンチの場面を切り抜けてきた山内響投手（営３＝東洋大姫路）。その力強いピッチングでチームを鼓舞し続けた男が、異例の１年を振り返った。（取材日・11月21日、聞き手＝加藤勇大）

――今季のリーグ戦を振り返ってみてどうでしょう

全然できなかったことは多かったんですけどその分課題が見つかったので、来シーズンに活かせる良いシーズンだったと思います。

――見つかった課題とは

ランナー出てからの投球の間だったりとか、ただ投げるだけじゃなくて勝つために何が必要なのかっていうのが改めて分かりました。

――良かった点はどんなところですか

決まった変化球とかはしっかりと抑えられていたことですね。しっかりそこは自身をもってその良い球をずっと投げられるようにというのが今後の目標です。

――今季の自分に点数をつけるなら

50点くらいですかね。引いた分の50点は四球であったり安定感とかですかね。あとは盗塁されたので、そこはほとんどピッチャーの責任だと思うので。そういった部分の技術の無さから50点引きました。評価した50点は、思っていたよりボールがいってたことです。それと投げていない時でもちゃんと声を出したりしていたのでそういった点で自分に50点をあげました。

――この１年どんなことを意識して練習に取り組んできましたか

とにかく良いボールが投げたいと思って練習していました。そのために色んなフォームを試したり試行錯誤を繰り返していました。

――成長を感じる部分はどんなところですか

投げさせてもらう機会が増えたので野球に対する取り組みや意識が変わりました。今まで以上にずっと野球のことを考えて生活したりとか、トレーニングの内容とかも変わりました。

――連日投げるようなカードもありましたが

疲れはあったんですけどしっかりそれはトレーナーの人にとってもらったりケアをしっかりしてきたので大丈夫でした。

――ピンチでの起用も多くありました

結果はあまり出なかったんですけど、しっかり抑えようという気持ちで投げていました。