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聖地神宮で再び戦うことを目標に“一戦必勝”のスローガンのもと戦い続けた東洋大の戦士たち。戦い抜いた先に待っていたのは5季ぶりの1部昇格という最高の結果だった。自分たちの力で勝利をつかみ取り、目標を達成した今季を振り返った時、選手たちは何を語るのか。どのような思いで戦っていたのか。激闘の半年を振り返ってもらう。
第11日目は、入替戦の緊迫した場面でも落ち着いた投球でリードを最後まで守り抜きチームの1部昇格に大きく貢献した石上祐介投手(法4=東洋大牛久)。歓喜の瞬間をマウンドで迎え喜びの輪の中心に居た彼が、この春を振り返るとともに、今後への思いを語った。(聞き手=一ノ瀬志織)
ーー今季を振り返って
目標達成と言うか、1部に上がれたのでそれだけでよかったなって思います。
ーー今季で一番印象に残る瞬間は?
入替戦で勝ったこと。
ーー昨シーズンは先発での登板が多かったのに対して、今シーズンは打者1人との対戦など違った試合出場のされかたでしたが
今シーズン初登板が先発で井上監督も先発で使う方向で考えられてたと思うんですけど、その試合の初回に打たれてしまって結果残せなくて。先発で結果残したかったんですけど、ワンポイントの役割で結果残せたんでよかったかなって思います。
ーーリーグ戦に投手陣で共有されていたことは
細野(総4=東亜学園)が1戦目は投げてくれるって感じで思っていたので、ピッチャー陣皆んなで投げて2戦目をとって、3戦目で細野を投げさせないためにやろっていうふうに皆んなでやってました。
ーー入替戦までの過ごし方は
授業があったのであんまり特別なことはしてないです。そんな激しいトレーニングとかもしてないですけど、入替戦に向けてその2、3日間が良くなるように調整していました。
ーー第一戦の先発だった細野さんを見ていていかがでしたか
すごいなと言うか、途中まで接戦だったので点差開くまでは細野いくのかなって思ってたんですけど。ピンチとかありながらもしっかり試合作ってくれてさすがだなと思いました。
ーー2戦目、昇格がかかった最後のあの場面でマウンドを任された時の心境は
3点差だったので結構楽に投げれたと言うか、ランナーが1人居たんですけど、1点はぜんぜんオッケーって言う、とりあえずアウト3つだったのでプレッシャーは無かったですね。
ーー最後のアウトをとった、1部昇格の決定の瞬間のマウンドはいかがでしたか
今回は優勝とかではなくて昇格なんですけど、そういう場面でマウンドに最後いたことなかったので、気持ち良くて、とても嬉しかったです。
ーー入替戦の投球内容については
あの日は良かったです。完璧でした。
ーー久しぶりの神宮のマウンドは
神宮は結構好きなマウンドなので、今回もしっかり投げれたかなって思います。
ーー春に得た課題と収穫
先発がぜんぜんできなかったので、初回立ち上がりです。先発ってなった時の体の作り方とか、気持ちの持っていき方、そういうところが課題かなって思います。
ーー夏に取り組みたいこと
球速を上げたい。1部はピッチャーとかバッターとかのレベルが高いですし、今まで以上にコントロールもそうですけど、球威とかキレとかあげていけたらって思います。
ーー4年目の最上級生としてのこの春はいかがでしたが
春に上がらないと、自分たちは秋1部でできないのでなんとか春に上がりたいっていう気持ちでした。
ーー今のチームの力、強み
水谷キャプテンが厳しくやっていく中で、チームの雰囲気は良いです。ピッチャーも雰囲気良くというか、良い意味で仲良くやれています。
ーー最上級生として残していきたいこと
まずは残留して、来年も1部でやってもらいたいです。とりあえず第一目標はそれです。1部残留が目標ですし、でもさらに優勝も狙えると思うし、明治神宮大会で最後やりたいなって思ってます。
□プロフィール□
石上祐介(いしがみ・ゆうすけ)
生年月日/2001・9・20
身長・体重/180㌢・72㌔
好きな食べ物/海鮮系
期待している後輩/岩崎(総3=履正社)
憧れ、目標としている選手/いないですけど、細野くん(総4=東亜学園)は尊敬してます
ココを見てほしい! /スライダー
♢13日間連続インタビュー♢
第11日 石上祐介 投手
第12日 後藤聖基 捕手
第13日 水谷祥平 主将
♢特別企画♢
1. 特別対談・馬込吉田の一塁手争い
2.1部の舞台へ!水谷祥平主将特別インタビュー
♢インタビュー♢
宮下朝陽 内野手
細野晴希 投手