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2024.12.27
硬式野球

[硬式野球]一部昇格記念!「東洋大戦士の挑戦と成功の物語」~12日間連続、総勢24名の豪華インタビュー~⑮花田旭外野手

『覚悟~奪還~』という強いスローガンをもとに、2部優勝、そして悲願の一部昇格を決めた東洋大の戦士たち。最後まで諦めない姿勢で挑戦を続け、東都の頂点への切符を掴んだ。彼らはどのようにして試練を乗り越え、一部昇格という栄光を手にしたのか、その裏側に迫ります。12日間にわたり総勢24名の豪華インタビューをお届けする。



2024年も残り5日。

連続インタビュー投稿8日目、1人目はクリーンナップを務め、実力と精神力でチームを引っ張る花田旭(総3=大阪桐蔭)外野手。「チームを救う本塁打」、「チームを優勝に導くサヨナラ打」。誰もが忘れられない瞬間を築いた彼はこの秋をどのように振り返るのか、また副主将として挑むラストイヤーへの意気込みを聞いた。(取材日・12月4日、聞き手=山本華子)


ーー秋季リーグをチームとして振り返って

苦しい試合が続いたんですけど、結局1部に上がれたので良かったと思います。


ーー個人としての振り返って

前までのリーグ戦の時よりかはチャンスで1本出したいときに出せたっていうのは1つ成長があったかなと思います。改善点としては、まだ迷ったスイングが多いので、そこはしっかりと狙った球を打てるように、仕留めれるようにやっていきたいです。


――今季、どんなテーマや目標で臨んでいたか

春のリーグ戦で全くダメだったので、もうラストチャンスっていうくらいの強い気持ちで。テーマとかは特にないんですけど、とにかく結果を出すってことを意識してやっていました。


ーーそのテーマを踏まえたうえで、どうだったか

物足りない打率だったんですけど、良いところで打てたっていう成長もありましたし、良かった面も結構あったかなとは思います。


ーー一番印象に残っている試合は

やっぱり優勝決定戦の駒澤戦が一番印象に残っています。


ーー駒澤大学との最終戦。9回に池田選手(営3=三重)と自身のホームランで同点に追いついた時の心境は

ホームランを打った時は正直狙ってはなかったんですけど、なんとか後ろに繋ぐっていう意識が逆に良かったのかなと思います。


ーーそして延長11回に自身のサヨナラヒットで2部優勝が決めた時の心境は

サヨナラを打った時は、なかなかサヨナラで優勝を決めたりとか今までの人生でなかったので嬉しい気持ちでした。


ーーこの最終戦を含め、勝負強い印象。打点への意識は

今まではチャンスで打てずに、ちょっと気負いすぎている部分があったので、今季はあまり気負わず、アウトになっても仕方がないくらいの割り切った気持ちで打席には立てたのかなと思います。


ーー入れ替え戦までの約3週間をどう過ごしたか(重点的に取り組んだことなど)

調子自体はそんなに悪くなかったので、練習しすぎたりとかそういうのではなくて、しっかりと気持ちの面で強い意識を持って挑んでいました。


ーー去年の秋、悔しい思いをした入れ替え戦。どんな思いで挑んだか

去年の秋は入れ替え戦3日前くらいに怪我をして試合に出れなくて、スタンドで見ているだけだったので、その悔しい気持ちをぶつける意味でも強い気持ちはありました。


ーー1日目はヒットが出なかった中で迎えた2日目。どんな思いで2日目を迎えたか。

2回目の入れ替え戦だったんですけど、まだヒット打ったことがなかったので、ちょっと力みもありましたけど、みんなが点を取ってくれたおかげで3打席目からは楽に打席に立てたのかなと思います。


ーー1部昇格を決めた際の心境は

ラスト1年を1部でやれるという喜びと、もう絶対、後輩のためにも2部に落ちてはいけないなっていう気持ちが同時にありました。


ーー入れ替え戦を振り返って

リーグ戦では打線が繋がらなかったんですけど、金丸(営2=上尾)だったり、中村(営2=拓大紅陵)が良い流れを作ってくれたので、そういう流れを作れたらみんなが繋がるっていうことが分かったので、そこは自分も次は、流れを作るくらいの気持ちでやりたいなと思います。


ーー今季全ての試合を終えて得た収穫と課題

クリーンアップを打たせてもらうことが多かったんですけど、厳しい配球が来る中でそこをどう対処していくかっていうのが課題で、収穫としては、打点をそこそこ上げたっていうのは収穫かなと思います。


ーー春季リーグに向けて冬に取り組みたいこと

しっかりと体を作って、怪我をしないようにラスト1年もやりたいなと思います。


ーー来季からは副主将となるが、意識することは

外野で唯一のキャプテンなので、しっかり外野を引っ張っていくことと、リーダーシップ的なことは他のキャプテンに比べてあまりないと思うんですけど、プレーで引っ張れるように頑張っていきたいなと思います。


ーー4年生との印象深い思い出やエピソードは

最後の嶋村さん(法4=栄北)のホームランで4年生が喜んでいるのを見て、そこが一番印象深いなと思います。


ーー最後に今後への意気込みを

自分にとってもチームにとっても大事な1年になると思うので、最後はもう強い気持ちを持って、誰にも負けないという気持ちでやりたいなと思います。


◇プロフィール◇

花田旭(はなだ・あさひ)

生年月日/2003・4・23

身長・体重/187㌢・85㌔

鶴ヶ島のおすすめスポット/はつがい商店

野球以外で誰にも負けないところ/後輩になめられるところ



◇連続インタビュー一覧◇


12月20日    ①髙中一樹内野手 ②山内教輔外野手

12月21日    ③大坪廉投手 ④桝川颯太投手

12月22日    ⑤山田隼外野手 ⑥前髙翔太内野手

12月23日    ⑦馬場涼輔内野手 ⑧冨安海来外野手

12月24日    ⑨金丸健司外野手 ⑩中村瑠斗内野手

12月25日    ⑪向髙滉人投手 ⑫秋元俊太外野手

12月26日    ⑬政所蒼太捕手 ⑭鈴木二知佳捕手

12月27日    ⑮花田旭外野手 ⑯吉田元内野手

12月28日    ⑰池田彪我内野手 ⑱島田舜也投手

12月29日    ⑲柿本晟弥投手 ⑳佐伯成優投手

12月30日    ㉑一條力真投手 ㉒岩崎峻典投手

12月31日    ㉓岸新太郎主務 ㉔嶋村知浩主将


PHOTO=青柳そよか、一ノ瀬志織、山本華子、高梨美遼